映画『THE DEATH OF STALIN/ザ・デス・オブ・スターリン(原題)』が、8月から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開される。
1953年のソ連を舞台にした同作は、恐怖政治を行なってきた絶対的独裁者ヨシフ・スターリンが死んだことをきっかけに、最高権力の座を巡って巻き起こった側近たちの争いや混乱を描くブラックコメディー。スターリンの後釜を狙って色めき立つ側近たちが、姑息で熾烈な頭脳戦を繰り広げる、というあらすじだ。3月18日に大統領選を控えるロシアでは、政府によって同作の映画館での上映が禁止されたという。
監督・脚本を手がけたのは、アメリカ副大統領の女性を主人公にしたドラマシリーズ『Veep/ヴィープ』や、アメリカとイギリスの官僚、閣僚を描いた映画『In The Loop』などのアーマンド・イアヌッチ。キャストにはスティーヴ・ブシェミ、ジェフリー・タンバー、オルガ・キュリレンコ、マイケル・ペイリンらが名を連ねる。