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ホン・サンスが描く“映画祭の裏事情” イザベル・ユペール×キム・ミニ『クレアのカメラ』今夏公開

2018年03月20日 00:02  リアルサウンド

リアルサウンド

 『エル ELLE』のイザベル・ユペールと『お嬢さん』のキム・ミニの共演作『クレアのカメラ』が今夏公開されることが決定し、あわせて日本版ポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、カンヌ国際映画祭の裏事情を虚実ないまぜの設定で描いた人間ドラマ。映画会社で働く主人公・マニは、カンヌ国際映画祭への出張中に、突然社長から解雇されてしまう。帰国日を変更することもできず、1人カンヌに残ることにしたマニは、ポラロイドカメラを手に観光しているクレアと知り合う。クレアは、自分が一度シャッターを切った相手はもう別人になるという自説を持つ、不思議な人物だった。そこで2人は、マニが解雇を言い渡されたカフェに行き、同じ構図で写真を撮ることになる。


 が突然社長から解雇されてしまった映画会社で働くマニをキム・ミニ、マニが出会った観光客クレアをユペールがそれぞれ演じる。


 公開されたポスタービジュアルには、向かい合うキム・ミニとユペールの中央に、“あなたの未来がうつるんです。”のコピーが添えられている。


 なお本作は、2人がコンペティション部門出品の映画の上映で、カンヌに来ていた数日間を利用して撮影された。(リアルサウンド編集部)