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安倍内閣支持率、今度は30%に急落、危険水域へ 鳩山元首相「首相に対する嫌悪感はさらに強まる」とツイート

2018年03月19日 13:31  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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森友学園に関する決裁文書改ざんの影響で、安倍内閣の支持率が引き続き下落している。NNNが3月16~18日に実施した世論調査では、前月比13.7ポイント減の30.3%にまで急落した。麻生太郎財務相の進退については、「辞任する必要がある」が60.8%に上った。

次の自民党総裁にふさわしい人としては、石破茂元幹事長が24%で最も多く、次いで小泉進次郎議員が21.2%となっている。安倍首相は14.1%にとどまった。

世論調査の結果は「国民をなめるなという怒りの表現」

朝日新聞社が17~18日に実施した全国世論調査でも、内閣支持率は前月比13ポイント減の31%に急落。不支持率は前月比11ポイント増の48%で、支持率を上回った。決裁文書の改ざんに対して、安倍首相に「大いに責任がある」という人は42%、「ある程度責任がある」も40%いた。

安倍首相は14日、「書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないということは明らか」と発言したが、「納得できない」は72%で、「納得できる」はわずか17%だった。麻生氏が、改ざんは「理財局の一部の職員によって行われた。最終責任者は佐川前理財局長だ」と説明していることに「納得できない」は75%に上る。

毎日新聞が17~18日に実施した世論調査でも、安倍内閣の支持率は前月比12ポイント減の33%で、不支持率は15ポイント増の47%だった。麻生太郎財務相について「辞任すべきだ」と考える人が54%に上り、「辞任する必要はない」の32%を上回っている。

いずれの世論調査でも、内閣支持率が「危険水域」と呼ばれる30%近くまで下落している。麻生氏は辞任すべきという人も過半数に上っており、安倍首相や麻生氏の責任が問われているようだ。

慶応大学の金子勝教授は3月19日、朝日新聞の調査結果を受けて、

「改ざんについて『大いに』と『ある程度』を合わせ、アベに「責任がある」は82%だ。サガワをイケニエでは逃げ切れない」

とツイート。北海道大学の山口二郎教授(政治学)も3月18日、世論調査の結果は「国民をなめるなという怒りの表現」とツイートしていた。

旧・民主党政権時代に首相を務めた鳩山由紀夫氏も19日、「不支持の理由の4~5割が安倍首相個人に対してである。政策であれば、挽回の余地はあるが、首相に対する嫌悪感は辞めない間はさらに強まるであろう」とツイッターに投稿していた。