求人票でよく見かける「固定給+インセンティブ」という表記。インセンティブとは、会社側で決められた目標を達成した社員に、通常の給与とは別に支払う報奨金のこと。金額の設定は企業によってさまざまだが、仕事の成果に応じてインセンティブが入るとなれば、働く意欲も増すだろう。
インセンティブ制度は成果が数字に表れやすい営業職で採用されることが多いが、企業口コミサイト「キャリコネ」では、インセンティブで年収がはるかに増えたという喜びの声も寄せられている。(※参照元 キャリコネ インセンティブ)
「入社してわずか数ヶ月で月収100万円を超える社員も少なくありません」
「営業職は単月毎にインセンティブ支給のチャンスがある。また、四半期毎に支給されるインセンティブもあり業績がよければかなりの収入となる。業績連動型の賞与査定となっており、良い成績が残せればボーナスはかなり期待出来る。30代前半で1000万以上の年収を得ることも可能であり、報酬は多くの社員のモチベーションとなっている」(代理店営業 20代後半 男性 600万円)
「インセンティブに上限がないため、やればやるだけ自分の給料に直接つながる面白さがあります。実際に、入社してわずか数ヶ月で月収100万円を超える社員も少なくありません。私はコンスタントに稼げるようになるまで半年以上かかりましたが、今では毎年、年収1000万円以上稼げるようになりました」(法人営業 30代後半 男性 1100万円)
「営業未経験、業種未経験、高卒、自動車運転免許以外の資格なしの私ですが、入社2年目にして年収1400万円超えました。報酬が高いことの理由は、商品が売りやすくてお客様に喜ばれるものだからということ、インセンティブに上限がないこと、社内キャンペーンなどで会社が売上を還元してくれること、が大きいと思いますが、先輩や上司のサポートが厚いことも大きな理由だと思います」(法人営業 20代後半 男性 1400万円)
正当な評価をしてくれる企業に入社すれば、収入の大幅アップも夢ではない。自分の努力次第で目に見えて収入が増えれば、仕事のモチベーションは飛躍的にアップするだろう。一方で目標を達成できなければインセンティブは0円で基本給だけの収入となってしまう厳しい面もあることは留意しておきたい。
また企業の中には"名ばかりのインセンティブ"で報酬が少なく設定されているところもあるので注意が必要だ。
インセンティブ制度、魅力は「公平性」
「インセンティブが多く、自分の努力によって報酬があがるのは魅力的です。インセンティブの影響で、多くの営業がバリバリと毎日やっていく活気があるので、常に自分のモチベーションが高く保たれてる気がすると強く感じます」(法人営業 30代前半 女性 400万円)
「中途採用の転職組が多いが、待遇に関しては新卒と大きな差はないと思われる。優秀である人材は新卒中途関係なく、出世するのではないかと思う。新卒中途関係なく、調査ノルマを毎月達成することでインセンティブを貰うことが出来る」(その他 20代前半 男性 300万円)
「固定+インセンティブ。獲得した成功報酬の10%程度が給与となり、その差額がインセンティブとしてでるイメージ。達成時期によってインセンティブ料率は変わってくる。成果に対して公平な給与体系で納得感は強い」(法人営業 20代後半 男性 800万円)
インセンティブの良い面として、「公平性」が挙げられる。個人の営業成績が良くても部署全体の売り上げと見なされる企業もある中、個人で得た利益を個人の給与に反映してくれる点は、正当な評価だといえる。また、採用枠や雇用形態に関係なく、年収アップや出世の道が平等に開かれているのも魅力だ。
とはいえ、インセンティブは個人の働き方が収入を左右する。結果を出すためには相当な努力や工夫が必要で、肉体的にも精神的にも強さが求められる。同時に、本当の意味で正当なインセンティブを与えてくれる企業選びも重要だ。自分の可能性を試したい、明確な目標を達成したいと強く願う人には、もってこいの制度かもしれない。(※参照元 キャリコネ インセンティブ)