2018年シーズンのMotoGPがカタール・ロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が最高峰クラス正式デビューを飾った。
午後の早い時間に行われたフリー走行1回目は、コンディションへの適応にやや苦しみ、1分57秒183で19番手、日没後のフリー走行2回目ではタイムを約1.5秒更新し1分55秒694で15番手に。初日は総合15番手で終え、トップとは約1.2秒差だった。
開幕戦の初日を終え、中上は「とても気分よくシーズン開幕を迎えることができました。3回のプレシーズンテストはとてもいい手応えでしたが、テストとレースはまったく別物で、今日は少し緊張した状態で走り始めました」と次のようにセッションを振り返った。
「FP1は昼間のスタートだったので、温度条件が高く、路面も汚れていたために、グリップの無さを訴える選手が多かったようです」
「FP2になるとラップタイムが上がると思っていたので、ポジティブな精神状態で2回目のセッションに臨みました。テストでは最終日に転倒を経験しているのですが、今日は走れば走るほどどんどんフィーリングが良くなってきました」
「路面状況に合わせていく必要はまだありますが、明日のFP3でもさらに改善を目指して全力でがんばります」
17日は予選セッションを迎える。中上は何番グリッドにつくのだろうか。