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スーパーGT岡山テスト:上位13台1秒差のアタックを制しWAKO’S LC500が初日首位で終える

2018年03月17日 17:11  AUTOSPORT web

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スーパーGT岡山公式テストの初日午後のトップタイムをマークしたWAKO'S 4CR LC500
スーパーGTの2018年開幕戦に向けた岡山公式テストは3月17日、14時から午後のセッション2が行われ、GT500クラスはメーカーテストから好調ぶりをみせるWAKO'S 4CR LC500が1分18秒017というベストタイムをマーク。午前中首位のKEIHIN NSX-GTが続いた。GT300クラスはHoppy 86 MCが1分25秒328というベストタイムをマークした。

 午前の走行終了後、おおくのファンで賑わったオープンピットを経て、14時からスタートしたスーパーGT岡山公式テストのセッション2。引き続き天候は晴天で、風は少々冷たいもののドライでの走行となった。

 開始から20分、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがストップを喫した直後、メインストレートに落下物があったため、一度めの赤旗に。また、開始から1時間29分には、1コーナーで30号車TOYOTA PRIUS apr GTがストップ。また、GT300クラスの専有走行終了時の16時にも赤旗が出されている。

 そんな午後の走行だが、ロングランを行うチームが多く、午前にトラブルに見舞われたフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rを含め各陣営が積極的に周回。ただ、終盤までレクサス勢が上位を占めており、KeePer TOM'S LC500が首位、WedsSport ADVAN LC500が続く展開となっていた。

 GT500クラスでは、終盤10分間の専有走行の時間帯を使って、各車がタイムアタックを展開していく。ここで目まぐるしくベストタイムが更新されていくが、1分18秒017というコースレコード更新のベストタイムをマークしたのは、大嶋和也がドライブしたWAKO'S 4CR LC500だ。メーカーテストから好調ぶりをみせていたWAKO'Sが、この日も最速で走行を終えた。

 1分18秒234で2番手につけたのは、小暮卓史がアタックしたKEIHIN NSX-GT。小暮はセッション途中スピンを喫するシーンもあったが、接触はなかった。3番手には石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500がつけた。4番手には山下健太がアタックしたWedsSport ADVAN LC500が続き、5番手には、この日ずっとジェンソン・バトンがステアリングを握っていたRAYBRIG NSX-GTがつけた。

 ニッサン勢は、専有走行で佐々木大樹のカルソニックIMPUL GT-Rがアタックするものの、1分18秒461をマークし7番手で、これが最上位となっている。MOTUL AUTECH GT-Rは9番手、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rは10番手となった。なお、GT500クラスは上位13台が1秒以内にひしめく結果となっている。

 GT300クラスでは、松井孝允/坪井翔組Hoppy 86 MCが最速。Hitotsuyama Audi R8 LMS、シンティアム・アップル・ロータス、SUBARU BRZ R&D SPORT、グッドスマイル 初音ミク AMGと続き、JAF-GT車両とFIA-GT3車両が上位にひしめく結果となった。