MotoGP第1戦カタールGP、MotoGPクラスは、カタールのロサイルインターナショナルサーキットで1日目の2回のフリー走行を行ない、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分54秒361で初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目は1回目が現地時間14時45分スタートのデイセッション、2回目が19時05分スタートのナイトセッションで行なわれた。
ドビジオーゾはフリー走行1回目で1分55秒366を記録してトップに立つ。明日のQ1、Q2とほぼ同時間帯で行なわれたフリー走行2回目では、開始10分すぎにマルク・マルケス(ホンダ)が1分55秒043を記録すると、セッション中盤すぎまでリーダーボードのトップをキープする。残り12分となったところでアレックス・リンス(スズキ)が1分54秒997を記録してトップに浮上すると、続く周回でも1分54秒985とタイムを縮める。
セッション終盤は各ライダーがリヤにソフトコンパウンドをチョイス。ウイーク初日とは思えないほどの激しいアタックが繰り広げられる。残り5分を切ったところでダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がサーキットレコードを上回る1分54秒367を記録してトップに浮上するが、残り3分でドビジオーゾが1分54秒361を記録し逆転、ドビジオーゾは両セッションをトップで終え、初日を完全制覇した。
2番手にペトルッチが続き、ドゥカティ勢がワン・ツー。リンスは3番手と開幕戦初日で好スタートを切った。総合4番手に1分54秒831でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、総合5番手に1分54秒841でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が続き、ドゥカティ勢とスズキ勢が好調な様子だ。
ホンダ勢のトップはマルケスで1分54秒850で総合6番手となった。チームメイトのダニ・ペドロサ(ホンダ)が1分54秒851で総合7番手、カル・クラッチロー(ホンダ)が1分54秒852で総合8番手に続いた。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1回目に2番手につけたが、2回目は1分54秒853と自己ベストを更新したものの、総合9番手で初日を終了。オフィシャルテストでトップタイムを記録していたヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分54秒912で総合10番手、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分55秒195で総合11番手と、ヤマハ勢が続いた。トップのドビジオーゾから10番手のザルコまでのタイム差は0.551の僅差。
アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分55秒236で総合12番手、ティト・ラバット(ドゥカティ)は1分55秒308で総合13番手、ジャック・ミラー(ドゥカティ)は1分55秒360で総合14番手に続き、中上 貴晶(ホンダ)は1回目19番手、2回目15番手、2回目に1回目のタイムを約1秒半短縮し、ルーキー勢のトップで初日を終えた。
以下、総合16番手に1分55秒718でスコット・レディング(アプリリア)、総合17番手に1分55秒919でポル・エスパルガロ(KTM)、総合18番手に1分55秒965でフランコ・モルビデリ(ホンダ)、総合19番手に1分56秒242でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合20番手に1分56秒260でブラドリー・スミス(KTM)、総合21番手に1分56秒394でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、総合22番手に1分56秒454でハーフィス・シャハリン(ヤマハ)、総合23番手に1分56秒528でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、総合24番手に1分57秒765でハビエル・シメオン(ドゥカティ)の順。バウティスタのみが1回目のタイムを2回目に更新できなかった。また、フリー走行1回目ではルティ、ポル・エスパルガロ、バウティスタが転倒を喫したが、大きなダメージはなかった。