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死にゆくルイ14世の最期の数週間描く アルベルト・セラ監督『ルイ14世の死』

2018年03月16日 20:41  CINRA.NET

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『ルイ14世の死』 ©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
映画『La Mort de Louis XIV』が『ルイ14世の死』の邦題で5月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

「太陽王」と呼ばれ、ヴェルサイユ宮殿を作った人物としても知られるフランスのルイ14世を題材にした同作。宮廷の生活を記録したサン=シモン公の『回想録』と廷臣ダンジョーの『覚え書,別名ルイ 14世宮廷日誌』をもとに、左脚の壊疽がきっかけで死の床についたルイ14世と、その周りの医師や側近、貴族たちの数週間を描いている。

監督を務めたのは、2006年の『カンヌ国際映画祭]』監督週間部門に選出された『騎士の名誉』や、2013年の『ロカルノ国際映画祭』で最高賞を受賞した『私の死の物語』などを手掛けたスペイン・カタルーニャ出身のアルベルト・セラ。ルイ14世役を『大人は判ってくれない』『男性・女性』『ラストタンゴ・イン・パリ』などで知られるジャン=ピエール・レオが演じる。

なお『ルイ14世の死』は、2017年の『リュミエール賞』で最優秀男優賞、最優秀撮影賞を受賞している。