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高杉真宙、劇場アニメ版『君の膵臓をたべたい』で声優初挑戦 「頑張らなくてはという気持ち」

2018年03月16日 05:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 俳優の高杉真宙が、9月1日に公開される劇場アニメーション映画『君の膵臓をたべたい』の主演・僕役として、声優に初挑戦することが決定。あわせて予告編が公開された。


参考:高杉真宙、2018年の快進撃が始まった! 『賭ケグルイ』で見せた、コミカルな新境地


 本作は、小説家・住野よるの同名小説が原作のアニメーション映画。ふとしたことをきっかけに、膵臓の病を患う少女・山内桜良と一緒に過ごすことになった“僕”。2人がともに過ごした高校時代の数ヶ月をアニメーションで描く。昨年7月には、浜辺美波と北村匠海のW主演で実写映画化もされ話題を呼んだ。


 今年発表された毎日映画コンクール第72回で新人賞を受賞した高杉は、今回“僕”役で主演を務めることが決まった際について、「まずは驚き、そのあと嬉しさや緊張などがこみ上げてきました」と喜び以外にもさまざまな感情があったことを明かす。初声優ということに関しては、「今回初めて声のお仕事をやらせていただきますが、自分が本当にやりたかったお仕事のひとつなので、とても嬉しく思っています」とコメント。さらに、「声だけで演じるというのは、実写の映画やドラマでのお芝居とは全然違うものだと思いますので、自分のキャラクターをしっかりと理解して、しっかりと自分らしく表現できたらいいなと思っています」と自身の新たな挑戦への意気込みを語った。


 あわせて、ヒロインと製作陣も発表に。ヒロイン・山内桜良役には、テレビアニメや吹き替えで活躍する期待の若手声優・Lynn。監督は牛嶋新一郎、アニメーション制作はスタジオヴォルンが担当する。


 製作プロデューサーは、“僕”というキャラクターについて、「一見すると人が苦手で暗そうな少年ですが、その実、自分の考えや価値観をしっかり持ち、常に何かと戦っている様な少年です。そうしたキャラクター性の表現に求めていた声の艶や質感と共に、作中での“僕”の成長を描くのに”上手さと未完成さを兼ね備えた”声の芝居が必要でした」と語り、偶然、高杉がナレーションをしている動画を見て、「“僕”の声を見つけた。そう確信しました」と運命の出会いであったことを明かした。


 また、予告編も公開。クラス一の人気者の山内桜良の秘密を知ったクラス一地味な“僕”。秘密を言う相手もいないと言う“僕”に対して、君しか頼れないと話す桜良。そんな2人が話す、「死ぬまで仲良くしてよ?」「君は本当に死ぬの?」という青春とは似つかわしくない言葉の数々が、アニメーションならではの映像表現で描かれている。


【高杉真宙 コメント】
■声優として出演が決まった際の気持ち
まずは驚き、そのあと嬉しさや緊張などがこみ上げてきました。元々マンガやアニメが大好きで、いつか声のお仕事ができたらいいなとずっと思っていたので、こうしてやらせていただけるということが決まり、頑張らなくてはという気持ちがすごく強いです。


■本作の印象
台本を読んでから小説を読ませていただいたのですが、桜良の台詞で、自分のなかにずっしりとくるものがけっこうあって、ずっと桜良だけが色がついているという感覚でした。それは、“僕”という役として読んでいるからということもあると思うのですが、いろいろと考えさせられることが多いです。


■アフレコへ向けてなにか準備したこと
台本を読んだり、いただいた資料を見たり、テストアフレコというものをやらせていただいたりしました。テストアフレコをする前までは分からないことも多かったのですが、いろいろ教えていただいて、自分の入ったことのない世界にやっと踏み出した感じがしています。実感もわいてきましたし、もっとしっかりとこのキャラクターのことを理解して演じていきたいなというのもあって、改めてもっと台本を読み込もうと思いました。


■アフレコへ向けての意気込み
今回初めて声のお仕事をやらせていただきますが、自分が本当にやりたかったお仕事のひとつなので、とても嬉しく思っています。ただ、声だけで演じるというのは、実写の映画やドラマでのお芝居とは全然違うものだと思いますので、自分のキャラクターをしっかりと理解して、しっかりと自分らしく表現できたらいいなと思っています。頑張りますので宜しくお願いいたします。


【Lynn コメント】
■出演が決まった際の気持ち
ものすごく嬉しかったです。実写映画を観に行ったタイミングでちょうどオーディションのお話をいただいて、原作小説とコミカライズも読ませていただき、改めてとても素敵な作品だなと感じました。桜良というキャラクターが本当に魅力的で、何が何でも演じたいという強い思いで、気合いを入れてオーディションを受けさせていただいたのを覚えています。実際に桜良役を演じさせていただけることになり、すごく光栄で、もちろん緊張や不安もあるのですが、ただただ本当に、嬉しい気持ちでいっぱいです。


■本作の印象
タイトルで衝撃を受けると思うのですが、そこからは想像ができないような、暖かくて、悲しくて、繊細なストーリーという印象です。はっとさせられる台詞がたくさんあって、なんとなく日々を過ごしてしまっていた自分はだめだったなぁと考えさせられました。明日からの生き方が変わっていくような、自分の人生観みたいなものが変えられるような、そんな作品だなと思います。


■山内桜良という役どころについて
笑顔がすごく印象的な女の子なので、朗らかさやにこやかさは常に大事にしつつも、弱い部分や真剣な表情も時折垣間見えるので、そういった面もしっかりと伝えられるように、心の微妙な動きというのを大事にしていきたいと思っています。


■意気込み
本編は高杉さん演じる“僕”とのかけあいが多く、ほぼふたりの会話劇なので、アフレコ現場での空気感を大切にしていきたいです。
そして、一言一言丁寧に心をこめて、観てくださるみなさんの心を動かすような作品にできればと思っているので、気持ちをこめて、全力で、楽しく、後悔のないように、一生懸命桜良として生き抜きたいです。


(リアルサウンド編集部)