4月6日からテレビ東京で放送されるドラマ『宮本から君へ』の追加キャストが発表された。
新井英樹による同名漫画を原作とした同作の主人公は、文具メーカー「マルキタ」の新人社員・宮本浩。ヒロイン・甲田美沙子との恋模様や、職場での数々の人間模様を通して、営業スマイルひとつできず、恋にも仕事にも不器用な宮本浩が前に進もうと奮闘する姿を描く。宮本役を演じるのは池松壮亮。脚本・監督は『ディストラクション・ベイビーズ』などの真利子哲也が務めた。
今回出演が発表されたのは、宮本の同期で相談相手でもある関西弁が特徴的な田島薫役の柄本時生、宮本の上司で営業部課長・小田三紀彦役の星田英利、とぼけた性格で周囲をイラつかせる同期・大芝役の新名基浩、いつも宮本の尻拭いをする営業部部長・岡崎役の古舘寛治、自動車メーカー・トヨサンの受付嬢で宮本が一目惚れをする甲田美沙子役の華村あすか。
柄本時生は「関西弁が圧倒的に大変だったことと、宮本と田島の距離感であったり、キャラクターの暑苦しさ、図々しさが、平成生まれの僕に表現出来るかどうかわからなかったのですが、僕なりに頑張れたのではないかと思っております」、星田英利は「宮本を見守り、たしなめ、諭し、叱り、怒り、呆れ、というのを欲張って演じずに感情に身を任せること、そして原作がそうであるように、とにかく常に宮本に愛情を持つことを大事にしました」とそれぞれコメント。
また華村あすかは「美沙子の人柄に、私自身も惹かれ、同じ女性として共感するようなそんな感覚もあり、今でも記憶から消えることのない充実した時間を過ごさせて頂きました」、新名基浩は「大芝は、いい加減な奴ですが僕にとっての理想のサラリーマンです(笑)」。古舘寛治は「天国だった作品の出来上がりがどうだったのか?そこが一番重要ですよね。。。うーん、観るのが怖い。しかし楽しみなのです!」と述べている。
■柄本時生のコメント
関西弁が圧倒的に大変だったことと、宮本と田島の距離感であったり、キャラクターの暑苦しさ、図々しさが、平成生まれの僕に表現出来るかどうかわからなかったのですが、僕なりに頑張れたのではないかと思っております。
今の平成という世の中とは真逆の、暑苦しくて鬱陶しいくらいに図々しい作品になっております。是非見ていただきたいと思います。
■星田英利のコメント
宮本を見守り、たしなめ、諭し、叱り、怒り、呆れ、というのを欲張って演じずに感情に身を任せること、そして原作がそうであるように、とにかく常に宮本に愛情を持つことを大事にしました。
で、「そう?」と何気ないふりをしましたが、撮影終わりに2人でご飯を食べた時、池松くんから「星田さんの小田さん、すっごいいいんですよ。」と言われた時は本当に嬉しかった。
今がこんな時代だから、今のこんな時代に必要な、池松くん演じる宮本の奥底から噴き上がる無骨で真っ直ぐなパワーを堪能してください。
■華村あすかのコメント
お芝居の経験のない私が、今の実力で責任を持って新井英樹さんが描いた甲田美沙子を演じきれるのか、正直、躊躇しました。
ですが、この素敵な機会を無駄にせず、自分の今出来る全てを出し切って正面からぶつかっていこう!と思い、撮影に臨ませて頂きました。
美沙子の人柄に、私自身も惹かれ、同じ女性として共感するようなそんな感覚もあり、今でも記憶から消えることのない充実した時間を過ごさせて頂きました。
目が離せなくなる、そんな気持ちを観て感じて頂けたらと思います。
■新名基浩のコメント
何もかもが初めてづくしで撮影初日の緊張は今でも手に取るように覚えています。大芝は、いい加減な奴ですが僕にとっての理想のサラリーマンです(笑)
楽しんで演じることができました。
「宮本から君へ」は、真っ直ぐすぎる志を胸に全身全霊で突き進んでいく男の話です。宮本に共感できないところも沢山ありますが、「じゃああんたはどうなんですか!」と、いつの間にか胸ぐらをつかまれて彼の世界に引きずりこまれること必至です。是非お楽しみください。
■古舘寛治のコメント
俳優という職業はなかなか難しいもので、だいたいは待ち状態で、人に選ばれて、呼ばれて初めて仕事ができるのです。
つまり自分で仕事を選ぶということが難しい。選ばれる職業なのです。なので俳優がやりがいを感じる仕事をするというのはそうしょっちゅうあることではありません。そんな仕事をする私にとってこの「宮本から君へ」はとても幸せな仕事となりました。
自分の面白いと思うことを共有できる監督との仕事は俳優の天国です。その逆は地獄。
天国だった作品の出来上がりがどうだったのか?そこが一番重要ですよね。。。うーん、観るのが怖い。しかし楽しみなのです!