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長坂常がミラノで新作家具を発表、アップサイクルによる硬質繊維板を使用

2018年03月15日 17:03  Fashionsnap.com

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長坂常のスケッチ Image by: スキーマ建築計画
スキーマ建築計画を主宰する長坂常が、新作家具をミラノサローネ国際家具見本市で発表する。デンマークのテキスタイルメーカー「クヴァドラ(Kvadrat)」と、廃棄物問題に取り組む「リアリィー(REALLY)」が共同開発したアップサイクルによる硬質繊維ボード「Solid Texile Board」を使用した椅子を、ブレラ地区で開催されるエキシビションで公開する。

 長坂はSolid Texile Boardが持つ表面の違いに着目。コットンホワイト、コットンブルー、ウールナチュラル、ウールスレートそれぞれの素材に適した4種類の仕上げ方法に絞り、できるだけ素材ごとの特徴の差が現れるようにシンプルなデザインの椅子を制作したという。
 エキシビションには長坂のほか、ベンジャミン・ヒューバート、クリスティン・メンデルツマ、クラーソン・コイヴィスト・ルーネ、スウェーデン女性のデザインユニット フロント(FRONT)、ジョナサン・オリヴァレス、ロンドンを拠点に活躍するデザインスタジオ ロウ・エッジズ(RawEdges)の計7組が参加。リアリィーは展示を通して、循環型経済の実現に向けたアップサイクルによるテキスタイルの進化と可能性を示唆する。
■Really exhibition場所:Via Palermo 1 Brera Design District 20121 Milano