パートナーエージェントは3月15日、学生の恋愛観と結婚観に関するアンケート調査の結果を公開した。調査は今年2月にインターネットで実施し、独身で22歳の学生男女190人から回答を得た。
20代のうちに達成したいライフイベントを聞くと、上位3位は「就職」(82.6%)、「結婚」(62.1%)、「出産・子育て」(33.2%)がランクインした。結婚に対する考えを聞くと、77.9%が「結婚したい」と回答している。
「デートの支払いは男性」「結婚まで貞操を守る」も当然ではない
「恋愛に関する当たり前」を聞き、「当たり前だと思わない」の回答が多い項目を見ると、「親に報告して許可をもらってから交際」(79.4%)、「女性は男性に合わせる」(76.8%)が約8割だった。
「デートの支払いは男性」(64.2%)、「結婚まで貞操を守る」(56.3%)もそう思わない人が多く、恋愛は個人の自由で男女平等だと考える学生が多いことがうかがえる。
また「彼氏・彼女がいる」も72.1%が当たり前と思わないと回答している。男女別に見ると、女性(78.4%)が男性(64.8%)を13.6ポイント上回っている。
一方、「出会いがなければ恋活・婚活」をするのが当たり前と回答した人は27.9%。男女別に見ると、男性(31.8%)が女性(24.5%)よりやや高く、女性の方が恋愛に消極的だと言えそうだ。
家庭内の役割分担、女性の方がリベラルな傾向
「結婚に関する当たり前」を聞くと、「結婚すること」は当たり前ではないと感じている人は52.6%と半数以上。他にも「子どもを持つ」(50.6%)、「いずれ住宅を購入する」(49.0%)も約半数が当たり前ではないと回答している。
しかし男性の3割以上が「結婚するのが当たり前」(35.2%、女性:31.4%)、「子どもを持つのが当たり前」(39.8%、女性28.4%)、「いずれ住宅を購入するのが当たり前」(38.6%、女性28.4%)だと感じており、いずれも女性を上回っている。
また女性の6割以上が「女性は家庭に入る」(72.5%、男性:56.8%)、「子育ては妻がする」(69.6%、男性59.1%)、「料理は妻がする」(63.8%、男性50.0%)が当たり前ではないと回答。家庭内の役割分担については、女性の方がリベラルな傾向があるようだ。
この結果について同社は、「今どきの大学生の恋愛観・結婚観は一見ドライなようですが(略)、結婚に対する期待がなくなってしまったわけではなさそうです」といい、
「結婚して生涯のパートナーを得たい。早く結婚して子どもを持ちたい。そういった家族のつながりをつくっていくことの大切さは、世代に関係なく不変なことなのかもしれません」
とコメントしている。