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“テレポート”が現実のものに! テレプレゼンスロボット「Ava」をルンバのスピンオフ企業がリリース

2018年03月15日 10:52  Techable

Techable

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テレビ会議はもう当たり前、次はテレプレゼンスロボットを活用する時代になるのかもしれない。

映像と音声でつながり、しかも自由自在に遠隔から動かせるロボット「Ava」が米国のロボット開発会社Ava Roboticsから発表された。遠隔地にいても会議などに“直接参加”したり、オフィスを見て回ったりできるというものだ。
・マッピング機能も
Avaの大きさは大人の背の高さほど。頭部分にはディスプレイがついていて、ここにユーザーの顔が映し出される。それからカメラやマイク、スピーカーが目や耳や口となって遠隔からでも相手とコミュニケーションがとれる。

これだけならテレビ会議とさほど変わらないが、Avaは自由に動けるのが最大の売りだ。オフィスや工場内の配置を読み込ませることができ、また自ら障害物を避けながら移動できる。

つまり、たとえば企業の社長がこのAvaを使って、出張先から留守中のオフィスや工場をみて回ったりすることができるのだ。
・ルンバの技術
開発元のAva Roboticsは、掃除機ロボット「ルンバ」で知られるiRobotからのスピンオフ企業。2013年にiRobotはAva 500を発表していて、その後の開発をAva Roboticsが受け継いでいる。

今回のAvaはAva 500を大幅にグレードアップさせたもので、世界展開をしているようなグローバル企業でニーズがあると踏んでいる。そうした企業に利用してもらいやすいよう、Avaは月額1000ドル(約10万6000円)ほどでリースするという。

Ava Robotics