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月面歩行が地上で可能に!? 東京大学発のバッグパック「Lunavity」でジャンプ力アップ

2018年03月15日 10:32  Techable

Techable

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重力が地球の6分の1しかない月の表面を歩くと、ふわっと漂う感じになるのはよく知られている。アポロで月に送られた宇宙飛行士が歩く様子をとらえた映像を記憶している方もいるだろう。

そんな月面歩行を地球で可能にするバックパックが開発された。東京大学・暦本研究室の学生らが手がけた「Lunavity」だ。これを背負うと、より高く遠くにジャンプできるようになる。
・ローター16台
Lunavityは、バックパックとマルチローターで構成されるデバイス。バックパックをランドセルのよう背負うと、頭上に16台のローターがくる。

特別にボタンなどで操作する必要はなく、Lunavityは人の動きに合わせてジャンプをアシストするので、装着した人は体が軽くなってふわりと宙に浮く。

ただ、ドラえもんのタケコプターのように空を飛び続けるわけではなく、あくまでも重力が軽減された状態なので、まさに月面歩行となる。月を意味する「Luna」と、重力を意味する「Gravity」をもじった名称となっているのはそのためだろう。
・海外メディアも関心高く
Lunavityは現在、米国テキサス州オースティンで開かれているSXSW(~3月18日)で展示されていて、海外メディアの関心も高い。

公開されているビデオでは、Lunavityを背負った人が横断歩道をひとっ飛びしたり、バスケットボールでダンクシュートを決めたりと、ややSF的な感じが漂う。実生活でどういう活用法があるのか、今後の展開に注目が集まりそうだ。

Lunavity

https://youtube.owacon.moe/watch?v=MOx6_REBxLI