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キム・ミニが見せる現代を生きるヒロイン像 ホン・サンス監督作『夜の浜辺でひとり』予告編

2018年03月15日 00:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 初夏に公開されるホン・サンス監督とキム・ミニのタッグ作『夜の浜辺でひとり』より、予告編が公開された。


参考:ハン・トンヒョン×菊地成孔が語る、ホン・サンス監督の魅力 なぜ観るたびに“最高傑作”なのか?


 本作は、ハンブルクとカンヌンという2つの海岸都市が舞台のヒューマンドラマ。不倫スキャンダルにより、キャリアを捨て異国に逃げてきた元女優のヨンヒは訪ねてくると言ったまま姿を見せない恋人を待ちながら、自分の真意も分からないまま後悔と欲望を引きずっていた。月日は流れ、韓国へ戻ったヨンヒは、旧友たちと再会したことを機に、女優復帰を考え始める。そして、ひとりカンヌンの浜辺を訪れ、意外な方法で自分の心に向き合うことになる。


 主演を務めたのは、第67回ベルリン国際映画祭でポール・ヴァーホーヴェン率いる審査員団から主演女優賞(銀熊賞)を贈られたキム・ミニ。『正しい日 間違えた日』のホン・サンス監督と再びタッグを組み、儚くも荒々しいヒロインを演じる。その他のキャスト陣には、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、チョン・ジェヨン、ソン・ソンミ、ムン・ソングンらが名を連ねる。


 公開された予告編は、浜辺で横になったキム・ミニ演じるヨンヒの姿から始まり、「焦らない、闘わない、無理しない、恋したい」「覚悟しかない」というヨンヒの心情とともに、彼女のさまざまな表情が切り取られている。(リアルサウンド編集部)