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スーパーフォーミュラテスト2日目午後トップの松下「全体的によかった」と手ごたえ

2018年03月14日 16:21  AUTOSPORT web

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松下信治/DOCOMO TEAM DANDELION RACING
3月12~13日、鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの第1回公式合同テスト。2018年からスーパーフォーミュラにフル参戦する“ルーキー”松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は2日間総合5番手、福住仁嶺(TEAM MUGEN)は総合12番手で終えた。それぞれ海外でレース経験を積んだふたりの大型ルーキーは、今回のテストで着実にスーパーフォーミュラの理解を深めているようだ。

 2日間のテストはどちらも晴天に恵まれたが、2日目は初日に比べ暖かい気候となったものの全体的にタイムが伸び悩んだ。2日目午前の後半からコースコンディションが悪くなってきたという複数のドライバーのコメントもあり、要因のひとつだったのかもしれない。

 松下も初日1分36秒451に対し2日目1分37秒002と2日目は初日のタイムを更新することはできなかったが、2日目午後のセッションでトップに立っている。今回のテストについては「全体的によかった」と、前向きなものだったようだ。

「2日目午前のセッションはユーズドタイヤのミディアムでアタックしました。タイムはよく出たと思います。そのあとはレースシュミレーションをして、いいデータがとれました」

「午後のセッションはタイヤのライフが厳しかったですね。ミディアム、ソフトの新しいタイヤで走行しましたが、ミディアムはそこそこのタイムが出ました。テストは(3月28~29日、富士スピードウェイで)もう1回あるので、集中していけるようにしたいと思います」

 一方、松下同様にスーパーフォーミュラルーキーであり、2018年はF2と“かけもち参戦”する福住。今回のテストではクルマに慣れることに集中していると語っていた福住だが、2日間を終えて「SF14についてだいぶつかめてきた」と言う。

「初日午後のセッションではあまり走れなくて、アタックできない時間がもったいなかったですね」と福住は初日午後のセッションで自身が喫したミスによる時間のロスを語る。

「2日目は午前中のセッションでレースシュミレーションを行い、午後はショートランを重ねて最後にニュータイヤで走りました。足りない部分もありますが、そのなかでこのタイム(1分37秒091)というのはよかったと思います」

「2018年12月のテスト、今回の(モータースポーツファン感謝デーでの走行を含む)3日間で、SF14についてはだいぶつかめてきました。ただ、レースシュミレーションやタイムがまだいまいちなので、このあと改善していきたいですね」