その天宮1号について、ここ数日で様々な情報がアップデートされている。現在の天宮1号について監視を続けている欧州宇宙機関(European Space Agency)は、大きく軌道を外れて地球に吸い込まれていくXデーを3月29日~4月9日に絞り、落下の危険があるのは北緯43度から南緯43度の間と発表。警戒しなければならない国、都市は多いようだ。
なお『Sky & Telescope』によれば、中国国家航天局(China National Space Administration)が天宮1号について制御不能であると公表したのは2016年秋のこと。同年6月にアマチュア天文家の指摘を受けたことで、科学者もその事実をしぶしぶ認めざるを得なくなったようだと伝えている。
画像は『Sky & Telescope 2018年3月7日付 「Last Chance to See Doomed Chinese Space Station」(CMSE / China Space Engineering Office)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 Joy横手)