3月12日、MotoGPに参戦するドゥカティのサテライトチーム、アルマ・プラマック・レーシングがイタリア・ボローニャのランボルギーニ本社で2018年シーズンの体制を発表。同時にプラマック・レーシングが使用するドゥカティ・デスモセディチGPのスタジオショットも公開した。
2017年シーズンはダニロ・ペトルッチとスコット・レディングのふたりで挑んだプラマック・レーシング。ペトルッチが2位表彰台2回、3位表彰台2回獲得してランキング8位、レディングはランキング14位でシーズンを終えた。また、チームランキングではランキング5位を獲得した。
2018年シーズンは、イタリアに拠点を置く会社、アルマをメインスポンサーに迎えてシリーズを戦っていく。ライダーは、ペトルッチを継続起用。ペトルッチのチームメイトには新たにジャック・ミラーを迎える。
ペトルッチは2012年にMotoGPデビューを飾ったイタリア人ライダーだ。プラマック・レーシングとの関係は2015年から始まり、今年で4年目を迎える。
「もう1年、プラマック・レーシングとともに参戦できることは本当に嬉しい」とペトルッチ。
「僕はこのチームから最も長く参戦するライダーであることを誇りに思っている。僕たちは2015年から常にすばらしいリザルトを獲得してきた」
「今年は非常に重要なシーズンだ。僕はオフィシャルテストを走らせ、大きな期待感を持っている。ここまでの経験を活かして昨年よりもうまくやりたい」
新たにプラマック・レーシングに加わるミラーは2015年にMoto3クラスから一気に最高峰クラスに昇格したオーストラリア人ライダーだ。2016年はホンダRC123Vを駆り、第7戦オランダGPで初優勝を上げた。2017年シーズンはランキング11位で終えている。また、ミラーは2017年の鈴鹿8時間耐久ロードレースにMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaから参戦。高橋巧、中上貴晶とともに戦い、4位で完走した。
ミラーは「ここにいられることを嬉しく思う」とシーズンへの期待と抱負を語る。
「ようやく(開幕戦への)カウントダウンが終わる。開幕戦のウイークが始まり、興奮している。シーズンのスタートに向けたモチベーションは高いよ」
「僕たちはここまでチームとともにすごく良い仕事をした。カタールが待ち切れないよ。アルマ・プラマック・レーシングとの新しいアバンチュールに大きな期待がある」
2018年シーズンのMotoGPは3月16~18日からカタール・ロサイル・インターナショナルサーキットで開幕する。