トップへ

V6、NEWS、Kis-My-Ft2……パフォーマンス以外でも乙女心をくすぐるジャニーズグループ

2018年03月13日 11:32  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 ジャニーズアイドルは、常に我々の乙女心をくすぐってくれる。キラキラ輝くパフォーマンスを見せてくれたり、コンサートで甘いセリフを言ったりと、期待を裏切らない王道の所作はやはり何度見てもニヤけてしまう。だが、中には王道的アプローチではなく、別の方法で我々をキュンとさせてくれるグループがいる。今回は「パフォーマンス以外でも乙女心をくすぐるグループ」を見てみたいと思う。


(関連:V6『Vの炎』、嵐『ピカンチ』、関ジャニ∞ 『エイトレンジャー』……“全員主演作”の魅力に迫る


■V6
 過去、メンバーの撮り下ろし写真を使ったスマホ向け恋愛ゲーム『ラブセン~V6と秘密の恋~』が配信されていたV6。恋愛ゲームになった国内アーティストはV6が初であり、ファン以外からも多くの注目が集まっていた。だが、2016年に惜しまれつつもサービスが終了。「ラブセンロス」なる声も多く挙がっていたほどだ。『アンジェリーク』や『ときめきメモリアル Girl’s Side』がヒットして以降、『あんさんぶるスターズ!』『刀剣乱舞』など女性向け恋愛ゲームが次々にリリースされてきたが、その多くは二次元が対象。三次元、しかもジャニーズアイドルとの恋愛を楽しめるゲームだった『ラブセン~V6と秘密の恋~』はかなりエポックメーキングなものであった。V6がジャニーズ初の乙女ゲーム起用となった理由を考えると、「ファン・ファースト」ができているグループだからではないだろうか。例えば、メンバーの三宅健は、自身のラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm78)で「自分でも『ラブセン~V6と秘密の恋~』をプレイしている。相手はファンの人が望むのだろうと思って森田剛にしている」と発言。三宅はじめV6のメンバーはファン目線で考えられるアイドルなのだ。「こんなゲームがあったらファンは嬉しいかも」。もしかすると、彼らのそんな気持ちが『ラブセン~V6と秘密の恋~』に反映されていたのかもしれない。


■NEWS
 今、話題になっているのはNEWSの実写恋愛シミュレーションゲーム『NEWSに恋して』。配信前にもかかわらず爆発的な人気を見せており、2月26日に開始した事前登録では1日で10万人以上が登録、現在は20万人を突破しているという。具体的な配信日はまだ決まっていないが「『ラブセン~V6と秘密の恋~』の再来」とNEWSファン以外の間でも話題になっている。NEWSは、各メンバーがパーソナリティを務めるラジオ番組で恋愛に関する話題を度々挙げている。小山慶一郎のラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)では以前、「妄想キッスシチュエーション」なるコーナーもあった。リスナーが送ってきた、メンバーとキスをするまでの妄想ストーリーを実演するというコーナーで、まるで恋愛ゲームのようだ。“王子様”のイメージがある手越祐也が実演することが多かったが、増田貴久や加藤シゲアキの妄想キッスシチュエーションも多く届いていると小山が言っていたことがある。『NEWSに恋して』では、増田や加藤のファンも存分に恋愛シミュレーションを楽しんでほしい。


■Kis-My-Ft2
 V6やNEWSのように恋愛ゲームではなく、動画でファンをニヤつかせてくれるのはKis-My-Ft2。1月31日に発売されたツアーDVD『LIVE TOUR 2017 MUSIC COLOSSEUM』の初回盤には、特典として「キスマイVR」なる映像が付いていた。一緒にステージに立ち、360度でKis-My-Ft2メンバーのパフォーマンスを体感できるという代物である。しかも、そのVR映像はかなり距離が近い。コンサートの最前列でも体験できないほどの近さだ。メンバーがカメラ(視聴者の方向)を向いてパフォーマンスをしてくれるため、まるで1対1で向き合っているかのような感覚が得られ、ニヤニヤせざるを得ない。また、派生ユニットである舞祭組は4thシングル『道しるべ』や1stアルバム『舞祭組の、わっ!』、1stツアー『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』の企画としてスペシャルムービーを公開。特に『道しるべ』のスペシャルムービーの中には、Kis-My-Ft2全員が出演しているものも。こちらの動画は“1対1”の体験ではなく、メンバー同士の絆を確認してキュンとできるのだ。長年力を合わせて活動してきたKis-My-Ft2だからこその、乙女心のくすぐり方だ。


 恋愛ゲーム、VR、舞台裏の動画など、バラエティ豊かなアプローチで我々をキュンとさせてくれるジャニーズグループたち。写真のネット一部解禁やジャニーズJr.のYouTube開設などインターネット上でも活発な動きがスタートしていることを考えると、この先さらに嬉しい取り組みが生まれるかもしれない。コンサートや歌番組以外にもキュンとさせてくれる機会が増えることを、切実に願う。(高橋梓)


※記事初出時、一部表現に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。