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被写体とAirbnbで同居して撮影 写真家・飯本貴子の個展『ふたりぐらし』

2018年03月13日 11:31  CINRA.NET

CINRA.NET

飯本貴子作品
飯本貴子の写真展『ふたりぐらし』が3月21日から東京・吉祥寺のexhibition space CLOSETで開催される。

1991年生まれの写真家・飯本貴子。多摩美術大学在学中から写真家の青山裕企に師事し、女性たちの素を切りとったポートレート作品をはじめ、ファッション、広告、ムービースチール、フライヤーなどのガールズフォトを中心に活動している。

同展は、飯本貴子がAirbnbを使ってブッキングした部屋に被写体と同居し、共に過ごしながら撮影した新作約60点を展示。また同展の開催に合わせて制作されたZINEが、展示会場で販売される。

■飯本貴子のコメント
街で会う彼女たちはいつもわたしに微笑んでくれるし、とても可愛らしいです。そんな彼女たちをファインダーからのぞくのはすごくうれしいことなのですが、反面、家族や恋人と一緒にいるときにしか見せない表情があると思うと、さびしい気持ちにもなります。もっと彼女たちのそばで、より弛緩したときに見える表情を切り取ってみたい。そんな好奇心でこの作品の撮影を始めました。

一緒に過ごす中で切り取った写真は、日常と非日常が重なり合って、美しく、眩しい欠片となりました。彼女達と一緒に過ごした日々の欠片を、こっそり覗くような気分で楽しんでもらえたら幸いです。