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アンドレ・クートが国内レースに復帰。スーパー耐久ST-XクラスでアウディR8をドライブへ

2018年03月13日 10:51  AUTOSPORT web

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2018年、スーパー耐久に参戦し日本国内レース復帰を果たすアンドレ・クート
2018年のピレリ・スーパー耐久に参戦するフェニックス・レーシング・アジアは3月12日、台湾に拠点を置くJ-Fly Racingの車両メンテナンスとチーム運営を担当すると発表。オーナードライバーのジェフリー・リーとスーパーGT300クラスチャンピオンのアンドレ・クートを起用し、『J-Fly Racing by Phoenix Racing Asia』としてアウディR8 LMSを投入する。

 フェニックス・レーシング・アジアは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権やニュルブルクリンク24時間耐久レースを戦ってきたドイツ拠点の強豪、フェニックス・レーシングのアーンスト・モザー代表と、アジア圏を中心に活動するマーチー・リーが設立したチームだ。

 チームは2018年、スーパー耐久のほか、ブランパンGTシリーズ・アジアの日本ラウンド、鈴鹿10時間耐久レースへの参戦を予定しており、スーパー耐久には2台のアウディR8 LMSを投入することを発表済み。これでチームは今季、合計で3台のアウディR8を投じることになる。

 そんなフェニックス・レーシング・アジアがサポートするJ-Fly Racingは台湾出身のドライバー、ジェフリー・リーが立ち上げたチームだ。

 リー自身はこれまでアウディR8 LMSカップやGTシリーズ・アジア、ブランパンGTシリーズ・アジアなどに参戦したほか、2016年にはスーパー耐久のST-Xクラスに参戦。第5戦岡山では予選2番手を獲得している。

 J-Fly Racing by Phoenix Racing Asiaとして参戦する今シーズンは、Aドライバーをオーナードライバーのジェフリーが担当。Bドライバーは2015年スーパーGT300クラスチャンピオンのクートが招聘された。CドライバーについてはTBN(後日発表)とされている。

 クートは2017年7月に中国のズーハイ・インターナショナルサーキットで行われたチャイナGT第3戦でクラッシュした際、第1腰椎(L1)を負傷。治療に専念するべくスポット参戦を予定していたスーパーGTを欠場したため、ひさびさの国内レース復帰となる。

参戦体制
チーム名:J–Fly Racing by Phoenix Racing Asia
車両名:J-Fly Racing R8
競技責任者:中尾秀彰
A ドライバー:Jeffrey Lee(ジェフリー・リー)
B ドライバー:Andre Couto(アンドレ・クート)
C ドライバー:TBN
エンジニア:Ruben Silva(ルベン・シルバ)
メンテナンス:Phoenix Racing Asia