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稲村亜美に4000人の中学生球児が殺到するトラブル 運営側「今後各学校に指導するかは検討中」

2018年03月12日 12:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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中学生野球選手らの行動に批判が上がっている。3月10日、明治神宮球場で行われた中学生らの野球大会で、タレントの稲村亜美さん(22)に選手らが押しかけるトラブルがあった。

大会は、日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟が主催。稲村さんは始球式に参加していた。YouTubeにアップされた現場の動画を確認すると、投球後、選手らに向けて一言話そうとしていたとき、周囲を囲んでいた約4000人の中学生が稲村さんにじわじわと近づき、最終的には集団が稲村さんに襲いかかるような形になった。

「結果的に、選手らが勝手に動き、大勢で稲村さんを取り囲む形になってしまった」


連盟の担当者によると、大会に参加したのは202チーム。始球式では、各チームの代表1人がプラカードを持ち、稲村さんを遠くから囲むように立っていて、ネットに投稿されたような、大勢が取り囲む形ではなかったという。投球式後も、他の選手らは列に並んだまま、自分の位置から動かないよう指示をしていたが、

「結果的に、選手らが勝手に動き、大勢で稲村さんを取り囲む形になってしまった」

と言う。選手らが押しかけた理由について、一部報道では「握手を求めた」とも言われているが、「そのあたりのことはまだ良くわかっていない」と明言を避けた。

ネットに投稿されている動画を見ると、球場にいる審判員らスタッフが止めに入ったほか、会場アナウンスでも4回「選手の皆さんは大変危険ですので元の位置にお戻りください」などの注意がされている。稲村さんは約40~50秒間に渡りもみくちゃにされていたことになる。

トラブル後、稲村さんに何らかの謝罪をしたかどうかについては「特に何も。現場の担当も何人いるからわからない」とコメント。また、当日、連盟から各学校に向けた注意は特段行っておらず、今後、選手らに状況を聞いたり指導したりするかについても「どうするか現在検討中」と答えた。

稲村さんは中学生らから解放された後、会場で

「皆さんの熱気も伝わってきたので嬉しいですし、この熱気を試合に爆発させて優勝目指して頑張ってください」

とコメントしていて、当日のインスタグラムでも

「色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました」

と気にしていない素振りを見せていた。しかし、ネットでは「やられた方は大丈夫ですと言うしかないのだから、それを真に受けないように」「運営は謝罪すべき」と、稲村さんを気遣う声も多数出ている。