メルセデスF1チームは第2回のF1合同テスト最終日を、ルイス・ハミルトンが11位、バルテリ・ボッタスが6位の順位で締めくくった。前日に引き続き、この日もチームはレースシミュレーションやデータ収集に集中して作業を行なっている。
午前中に97周を走行し、1分19秒464のタイムをマークしたハミルトンは、テスト最終日を以下のように振り返った。
「本当にポジティブなテストだったよ。すべてをこなすことができたし、信頼性は素晴らしいものとなっている。チームの皆が懸命に、素晴らしい仕事をしてくれた。彼らをとても誇りに思うよ。得られたデータについても満足だ」
「マシンと路面は、昨年のここでのレースと比較すると速さを生むものとなっている。今日のレースシミュレーションでの、僕の最後の走行では1分19秒台を出していた。2017年の僕の予選タイムと同等だ」
「レッドブルやフェラーリと比べて、僕らがどの位置にいるのかを言うのはまだ難しい。開幕戦までは分からないだろうね」
「けれども開幕戦に向けて最高のデータを揃えられるよう、可能な限り多くの情報を得ることができた。与えられた時間内でとてもいい準備ができたよ」
午後に走行を担当したボッタスは、タイヤデータの収集に焦点を置いていた。104周を走り、ミディアムタイヤで1分18秒825を記録した彼は、以下のように語る。
「今日は非常に良いテストの締めくくりとなった。チームとして200周以上をこなし、僕は午後に100周以上を走行した」
「これはとてもポジティブなことだし、進化具合には非常に満足している。メルボルンに向かうまでの1週間半の間にも、作業を続けていく必要がある。僕らがどのあたりのポジションにつけられるかが興味深い」
「ミディアムとハードタイヤはうまく機能している。柔らかめのコンパウンドではブリスターがまだ問題になっていると思う。メルボルンでは違う状況になることを願っているけれど、ここバルセロナの新しい舗装では少し難しかったんだ」
「チームはこの2週間で素晴らしい仕事をしてくれた。チームと仕事をすることをとても楽しんだし、レースをするのが待ち遠しいよ」