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"見えないものの可視化" グラフィックアーティストYOSHIROTTENの大規模展が開催

2018年03月09日 23:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ヨシロットン Image by: FASHIONSNAP
グラフィックアーティスト ヨシロットン(YOSHIROTTEN)の4年ぶりとなる東京での大規模な展覧会「YOSHIROTTEN Exhibition "FUTURE NATURE"」が、3月10日にスタートする。「TOLOT heuristic SHINONOME」の会場は3部屋から構成され、制作テーマ「見えないものの可視化」に基づいた新作およそ30点を展示。9日に行われたレセプションパーティーでは、自身がインスタグラムで見つけたというロシアのアーティストMaria Teriaevaを招きスペシャルインスタレーションを開催した。

 1つめの部屋「光の記録」では、山など地球上に存在する景色が、光に当たることにより変わる様子をスキャンして読み込むプロセスを表現。2つめの部屋「宙の窓」では、読み込んだ景色を宇宙に放出し、それらを捉えた映像が飛行機やロケットの窓をイメージしたモニター内に映し出される。室内にソファが設置された3つめの部屋「記憶の彼方」では映像が360度壁に投影され、来場客はヨシロットンにより可視化されたそれまでは見えていなかった景色を体験できる。
 自身が制作テーマに掲げる「見えないものの可視化」についてヨシロットンは、「自分に見える景色は可視光線によってそのように見えていますが、宇宙にはもっとたくさんの光線がある。それらを介して見える景色は全く異なるかもしれないということは、目には見えていないものが本当は目の前で宙を浮遊していたりするかもしれない。その景色を想像して形にすることで、目に見えているものが全てじゃない、新しいことが起こるかもしれないということを表現した」と説明。展示作品には、グラフィックをはじめ映像、立体オブジェ、インスタレーションなどが含まれる。会期は3月29日まで。
■YOSHIROTTEN Exhibition "FUTURE NATURE"会期:2018年3月10日(土)~3月29日(木)※会期中無休開場時間:11:00~19:00 (入場時間は18:30まで)会場:TOLOT heuristic SHINONOME住所:東京都江東区東雲2丁目9-13入場料金:1,000円(ポストカード付き)※未就学児は無料公式サイト