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スーパー耐久:童夢が2台のホンダ・シビック・タイプR・TCR投入。小林崇志などGTドライバー起用

2018年03月09日 14:01  AUTOSPORT web

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2018年のピレリ・スーパー耐久ST-TCRに参戦するホンダ・シビック・タイプR・TCR
2018年のピレリ・スーパー耐久に、2台の新型(FK8型)ホンダ・シビック・タイプR・TCRが参戦する。 

 安価なコストなどからアジア圏やヨーロッパ圏を中心に人気を集めているカスタマー向けツーリングカーシリーズのTCR。2018年はWTCC世界ツーリングカー選手権がTCRを採用したWTCRワールド・ツーリングカー・カップに生まれ変わるなど、その人気はさらに加速している。

 TCRの高まる人気を背景に、スーパー耐久も2017年に新クラス『ST-TCR』を発足。初年度はシビックTCRやアウディRS3 LMS、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRなど5台が参戦した。

 このクラスで強さをみせたのが童夢が投入した2台のシビックTCRで、MOTUL DOME RACING PROJECTの98号車がチャンピオン、Modulo Racing Projectの97号車がランキング2位を獲得している。

 3月末に開幕を控えた2018年シーズンに向けて、童夢は日本初投入となるFK8型の新型シビック・タイプR・TCRを2台投入。ディフェンディング・チャンピオンとしてクラス連覇に挑む。

 またドライバー陣も現役GTドライバーなど、豪華な面々がそろうことになった。Modulo Racing with DOMEとして参戦する97号車Modulo CIVIC TCRは植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志を招聘。2017年のST-X優勝ドライバーと元F1ドライバーに、現役スーパーGT300クラスドライバーを加えた陣容だ。

 チャンピオンマシンとなるDOME RACINGの98号車は新たに株式会社フローラルをプライマリー・パートナーに迎え、Floral CIVIC TCRとして参戦。ドライバーは飯田太陽/加藤寛規/高橋一穂/濱口弘と、スーパーGTドライバーで固められている。

 先日、富士スピードウェイで行われた公式テストで、ST-TCRのマシンはアウディRS3 LMSのみが走行していたが、このシビック・タイプR・TCRの登場で同クラスがさらに活気を帯びることは間違いないだろう。

 2018年のピレリ・スーパー耐久第1戦は3月31~4月1日に鈴鹿サーキットで5時間レースとして行われる。