瀬々敬久監督の新作映画『友罪』の予告編が公開された。
5月25日から公開される『友罪』は、薬丸岳の同名小説が原作。ジャーナリストになる夢に破れて町工場で働き始めた益田が、過去を語りたがらない同い年の工場勤務の男・鈴木と交流する中で、鈴木が17年前に起きた児童連続殺傷事件の犯人ではないかと疑い始めるというあらすじだ。益田役に生田斗真、鈴木役に瑛太がキャスティング。
予告編では、益田、鈴木、夏帆演じるAV出演の過去を持つOL・藤沢の3人がカラオケを楽しむ様子や、益田の「友達なら、教えてくれよ。なにやったのか」というセリフ、益田が鈴木に「抱えるしかないだろ。あいつらは死んで、もういない。でも俺たちは生きてる」と言うシーン、益田が涙を流しながら鈴木に謝罪する場面に加えて、微笑む鈴木、佐藤浩市演じる加害者の父親として贖罪の日々を送る山内、山本美月演じる益田の元恋人でジャーナリストの杉本、富田靖子演じる鈴木の少年院時代の担当法務教官・白石の姿などが確認できる。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、「心を許した友は、あの少年Aだった。」というキャッチコピーと共に、益田、鈴木、藤沢、杉本、山内、白石の姿が写し出されている。瀬々敬久監督は、映画化にあたって「“覚悟”というよりは、こういう世界があってほしい“願い”と言えるかもしれません」とコメントしている。