トップへ

「初日から20時まで残業」「毎週金曜は強制的に外で昼食」 入社1か月で「辞めたい!」と思った職場

2018年03月09日 07:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

仕事をする以上は、できるだけ長続きさせたいもの。しかし、そもそもの環境が劣悪だったらその頑張りも徒労だ。

先日、2ちゃんねるで誹謗中傷のコツを学んでいるとき、面白そうなスレッドを見つけた。「入社して一ヶ月も経たないうちに『あ、この職場ではやっていけないわ』って思ったりしたことある?」というものである。(文:松本ミゾレ)

「賞味期限切れのラベルを張り替えさせられて、終わってるなと思ったわ」


入社から1か月もしないうちに職場に見切りをつけるというのは、一頃昔ではなかなかのタブーとされてきた。何かにつけ「まずは3年」という言葉が強い影響力を持っていたからだ。

しかし今の時代、3年勤めなくても、ダメっぷりを惜しげもなく見せつけてくる会社が多い。辞めたいときが絶好の転職タイミングと考えた方が、結果的に自分にとってはマイナスが少なくて済む。

で、ここからが本題。今回はこのスレッドに寄せられた、とてつもなくヤバい職場についての報告を、書き込みの中から紹介していきたい。

「営業電話に向かって怒鳴りつけたり、バイトに怒鳴りつけたり、仕事やりたくないってダダこねたり。そんなんがまかり通ってるのが正常じゃない」
「初日で8時回っても居させられて無理だわってなった」
「スーパーのバイト入ったら鮮魚コーナー配属されて、賞味期限切れのラベルを張り替えさせられて、終わってるなと思ったわ。あそこの生鮮品は二度とかわねぇ」

こんな感じで、見切りをつけたいと思う理由こそさまざまだが、どれも「うわぁ」と思ってしまうような事例がかなり目立った。中にはこんな、真綿で首を締められるような苦痛を味わった人もいる。

「初日にリーダーの女先輩から『毎週金曜はみんなで外でランチだからね』宣言。翌日にリーダーの腰巾着、女先輩No.2から『手作りのケーキ持ってきたから皆んな食べてー』の強制配布、という踏み絵。しかもそのブツがよりによってシナモンの掛かったアップルパイ、レーズン入りという万人を対象として食わせるにはあまりにも配慮に欠けたクソ」

揃いも揃って1か月ぐらいでおさらばしたくなるような、嫌な職場ばかりである。

仕事の効率は環境に依存する だったら選択肢は一つ!

ろくでもない職場に長年残り続けても、心も体も疲弊してしまうだけ。良いことは一つもない。とはいえ律儀な人の場合「それでも1か月以内で見切るのはちょっと……」と考えるかもしれない。

でも、そんなこと言ってる奴はしょせん、その職場にとって都合の良いサンドバッグだ。さっさと辞めない限り、毎日が曇天。晴れ間なし。絶対に状況は好転しない。

そもそもダメな職場でいくら頑張ってもダメなのだ。全力尽くしたところで、周囲に足を引っ張られたり、笑われるだけ。頑張りたいなら、頑張ったことを笑う連中がいるような職場ではなく、正当に評価してくれる職場でなければならない。掃きだめみたいな職場では、本来の自分のポテンシャルも十分に発揮できやしない。

大事なのはいつだって環境だ。整った環境こそが、労働のモチベーションをアップさせてくれる、最低限の土壌を用意してくれるのだ。

スレッドを見ていくと、愚痴を書きこみながらも「転職する気力も奪われた」と、今の職場にすがりついている社会人も複数いた。僕から見れば、ブラック企業の犠牲者予備軍だ。逃げる意欲さえなくなってしまったら、もうおしまい。そうなる前に、ろくでもない職場からはさっさと逃げ出すに限る。自分の身は自分で守らなければ。