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岩田剛典と斎藤工、スタジオ炎上シーン撮影の様子も 『去年の冬、きみと別れ』メイキング映像公開

2018年03月08日 22:52  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 3月10日公開の映画『去年の冬、きみと別れ』より、メイキング映像が公開された。


参考:『去年の冬、きみと別れ』メイキング映像


 芥川賞作家・中村文則の同名小説を映画化した本作は、1年前に起こった猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマンの木原坂を取材する記者・耶雲の運命を描いたサスペンス。主人公・耶雲を岩田が演じるほか、山本美月、斎藤工、北村一輝、浅見れいな、土村芳らが共演に名を連ねる。監督は『脳男』『グラスホッパー』の瀧本智行。


 今回公開された映像では、瀧本監督の繊細かつ丁寧な演出で進められた岩田、山本、斎藤の撮影の様子を垣間見ることができる。中でも最後に映し出される木原坂のスタジオが炎上するシーンは、スタッフ・キャストともに「すごい迫力だった!」と口を揃えた場面。消防車が常時待機するなど安全面には十分配慮はしているものの、想像以上に燃え盛る炎の熱気に内心スタッフは冷や汗をかいたとか。本物の炎を使いたいという監督の強いこだわりによって作られた環境下で、岩田演じる耶雲と斎藤演じる木原坂が激しく火花を散らす様子が捉えられている。


 岩田は「緻密な計算の元にエンタメとして成立させている作品。僕の演技で崩したくないというプレッシャーを自分自身にかけていました」と本作について語る。先日行われたジャパンプレミアでは、岩田たっての希望で、上映終了後に急遽、来場者のためだけにメッセージも。「よくこの映画の宣伝で”ダマされた!”とか”ダマされる!”ていうキャッチフレーズを見かけるかと思うのですが、これは作品をご覧頂いた方にしかお話しできないのですが、この映画の本質は別にあって。人間の中にある欲望や愛情、これが映画の本当のテーマだと思ってます。この映画を最後までご覧になって初めて、この映画のタイトルの意味を知り、感動して頂けると思っています」と映画に込められたテーマについて言及した。


(リアルサウンド編集部)