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ジョン万次郎が着用したデニムを再現するプロジェクトが始動、「ベルベルジン」藤原裕が監修

2018年03月08日 17:53  Fashionsnap.com

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高知県「ジョン万次郎資料館」のリニューアルオープンに合わせて、スペシャルプロダクトの製作プロジェクトが始動した。


 今回のプロジェクトでは「もし"ジョン・マン"が、かつてアメリカから持ち帰った3ヤードのデニム生地を使い、 海外使節団渡航の際に初めて日本に伝えた一台のミシンで、ジーンズの製作を試みたのなら」をコンセプトに、全体監修をヴィンテージショップ「ベルベルジン(BerBerJin)」のディレクター藤原裕が担当。ジョン万次郎がアメリカ西海岸で着用していたジャケット・ベスト・パンツの「スリーピース」を再現する。2017年にニューヨークで発見されたジョン万次郎とホイットフィールド船長を撮影した写真をはじめ、当時生産されていたヴィンテージデニムやワークパンツの資料を元に、パンツやジャケット、シャツ、帽子のフルコーディネートで復元される。
 また、ジョン万次郎が日米使節団のガイド兼通訳として西海岸を訪れた歴史的史実を踏まえ、当時のデニムパンツのディティールや生地をイメージし、現代のスタイルを落とし込んだデニムパンツ「ジョン万デニム」を製作。ワークパンツやジーンズ初期の要素を取り入れ、当時の仕様で縫製する。ジョン万次郎没後120年にちなみ、120本限定で生産される。
 デニムのデザイン・プロデュースは藤原裕、製造はヴィンテージウエアの忠実な再現で定評のある「ウエアハウス」が担当。アイテムは、予約販売を予定している。