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リカルド、病み上がりでトラックレコード更新の速さを発揮。「17秒台を狙っていた」

2018年03月08日 16:12  AUTOSPORT web

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2018年第2回F1バルセロナテスト2日目:ダニエル・リカルド(レッドブル)
火曜に体調不良のため走行を取りやめたダニエル・リカルドは、翌日、レッドブルが用意した「楽観的」なほど大量の作業をこなした上に、非公式ながらサーキットのトラックレコードを更新、チームから称賛された。

 チェッカーフラッグが振られるまでに、チームはリストに並べた項目をすべてこなした上で、リストにないいくつかのことも達成したという。

 リカルドは、バルセロナ-カタルニア・サーキットで165周を走り切った。彼のベストタイム1分18秒047は、2007年にコースの構成が変更されて以来、最も速いタイムだった。

「今日はとても良い1日だった」とリカルドは笑顔で言った。
「今日は楽観的な走行計画を立てていたから、完了できるとは思っていなかった。でも、すべてやり遂げたんだ! 今夜はよく眠れると思う」

 リカルドは本来は6日火曜日に走行する予定だったが、体調不良のためにマックス・フェルスタッペンと交代、一日休養を取った。

 しかし水曜のリカルドには体調の問題は全くなかったようだ。彼はRB14で速いタイムを出したことを喜んでいる。

「今日は良いラップをたくさん走ることができた。何周かすごく速く走れたのも良かったね」とリカルド。この日は彼にとってピレリの新しいタイヤコンパウンドであるハイパーソフトを本格的に試す、初めての機会だった。

「もちろん、ハイパーソフトタイヤが役立った」と彼は言った。
「でも朝早くから、いくつか変更を加えた」
「ミディアムタイヤで走った後に、ソフト寄りのタイヤに交換した。その際にマシンに加えた変更がうまく機能したようだ」

「より自信を持って走ることができたし、今日はコースの気温も高かったので、本格的なテストを始めることができた」

「うまくいったよ」とリカルド。「17秒台を出したかったけど、それはレースにとっておくことにする。僕たちの調子について言えば、目指す状態に近づきつつあるし、いい位置にいると思う」

 レッドブルのヘッド・オブ・レースエンジニアリングを務めるギヨーム・ロケリンは、トラブルなしで多くの周回を走り切ったことを喜んでいる。

「ほとんどのテスト日では、その日を分刻みにして走行計画を立てる」とロケリン。
「でも1時間以内にその計画は崩れてしまい、予定をあちこち変え始めなければならなくなる」

「今日はそうではなかった。予定にあるすべての項目をやり終えることができた」

「私たちはグランプリの週末のように作業をすることに、大きな焦点を当てていた。さまざまなタイヤコンパウンドを試し、燃料をたくさん積んでロングランを行い、ピットストップなどを含むレースの完全シミュレーションを行った」

「今日最も難しかった部分は、昨日体調が悪かったダニエルのことだったと思う」とロケリンは明かした。

「彼らは鍛えてはいるが、最高のコンディションでないときに今日のような仕事量をこなし、1分18秒台のタイムを出すというのは非常に素晴らしいことだ。脱帽するよ」

「すべてにおいて、今日は私たちにとって最高の日だった。明日は同じプログラムをマックスと行い、今日見せた信頼性のレベルを維持したいと思う」