マクラーレンF1チームのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、MCL33にはトラブルが連発しているが、ルノーのパワーユニットを搭載した今年のマシンデザインに根本的な問題があるわけではないと強く主張した。
先週、マクラーレンにはオーバーヒートのトラブルが発生、今週に入ってからも6日には電気系と油圧系の問題、7日にはオイルリークが起き、パワーユニットの交換を行った。
「今日また解決に時間がかかる問題が起き、走行時間を失ったのは残念だ。だがいろいろな意味で、こういったトラブルがテスト期間に起きたのはよかったと考えている。そのためのテストなのだから」とブーリエは語った。
「2018年にパッケージが完全に新しくなったので、こういう問題が起こることは避けられない。ただ、非常に目立つ形で起き、解決に時間がかかることは腹立たしいがね」
「すでにたくさんの重要なデータを集めているし、日々、開幕への準備は進んでいる」
「小さな問題が起こり、解決しなければならないのは確かだが、それがテストであり、我々はうまく対処している」
「ルノーとは新しくパートナーシップを結んだところだ。新しいパッケージでのテストなのだ。ある程度時間をかければ問題は解決する」
ルノーのパワーユニットのパッケージングに問題を抱えているのではとの質問に対し、ブーリエは「それは関係ないと考えている」と答えた。
「我々はベストのマシンを作り出すために努力してきた。だからマシンコンセプトについては自信を持つべきだ」
「新しいマシンのコンセプトを取り入れたときには、それがうまくいくかどうかはコース上で確認するしかない。我々は空力面の効率化を図り、マシンから最大限の力を引き出そうとしている」
「今はそのための調整を行っているところだ。(7日に起きたオイル)リークは、(パッケージングとは)全く関係ない」