展覧会『[企画展]桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!―』が3月10日から東京・恵比寿の山種美術館で開催される。
日本の春を象徴し、調度や衣装などの文様に表され、絵画にも描かれてきた「桜」。物語絵や風俗画から、奈良の吉野といった桜の名所を舞台とした名所絵や風景画、花が主役となる花鳥画や花卉画まで、様々なジャンルで絵画化され、時代と共に多彩な表現が展開されている。
同展では、山種美術館のコレクションの中から桜を描いた約60点の作品を展示。京都の桜を描いた奥村土牛の『醍醐』『吉野』や東山魁夷の『春静』をはじめとして、桜を愛でる人々を描いた狩野常信の『明皇花陣図』、上村松園の美人画『桜可里』、また散る桜を描いた川合玉堂の『春風春水』や小茂田青樹の『春庭』、さらに速水御舟と千住博がそれぞれ描いた『夜桜』などが紹介される。