第2回F1プレシーズンテストの2日目、快晴の下、トロロッソ・ホンダは100周以上を周回、着実にプログラムを進めた。ホンダのテクニカルディレクター、田辺豊治氏は、チームが一体となり、いい形で開幕戦への準備を進めていると語った。
先週のテストでは悪天候の影響で思うように走れなかったブレンドン・ハートレーが7日の走行を担当。セッションスタートとともにコースインし、マシンのセットアップ変更の作業を行いながら、53周を終えてランチブレイク。午後には14時44分から走行を開始し、さらに66周を走った。小さな問題が発生、スピンを喫したり、ピットレーン出口でストップする場面もありながら、ハートレーは合計119周を走行、セッション終盤にハイパーソフトタイヤで記録した1分19秒823で14人中5位となった。
「バルセロナは昨日に続き今日も青空が広がり、日本の春のような暖かさでした。テストに適したコンディションの中、ここまであまり周回を重ねられていなかったハートレー選手がドライブしました」と田辺氏。
「今日もシャシー、PUともに実戦を想定したプログラムを組んでいましたので、ロングランも含めて119周を周回できたことはポジティブに捉えています。途中小さなトラブルでマシンが止まる場面はありましたが、すぐに問題を特定し、最小限のロスでトラックにマシンを送り出すことができました。チームの迅速な作業に感謝しています」
「テスト開始から6日間の走行を行ってきました。天候の影響で予定どおりにプログラムを消化できない日もありましたが、時間を無駄にすることなく、開幕戦に向けトロロッソ・ホンダがひとつのチームとして日々前進している実感があります」
「残り2日、このいい流れを維持し、実りある形でテストを終えたいと思います」