3月7日、東京都内のホテルで、モーターカルチャーとファッションを融合させたレザーアイテムブランド『ノイインテレッセ』による壮行会が行われ、サポートドライバーたちが2018年の活躍を誓った。
ノイインテレッセは、日光や湿気、摩耗など過酷な自動車の内装で使用される革素材を活かしバッグなどさまざまな革小物をリリース。日本はもちろん、アジア等でも高い注目を集めているブランドだ。ファッションビジネス専門の繊研新聞の百貨店バイヤーズ賞を受賞している。
そんなノイインテレッセは、モーターカルチャーを由来としていることから、多くのレーシングドライバー/ライダーをサポートしており、そのドライバーの名を冠したシリーズもリリース。そのサポートドライバー&ライダーたちの活躍を願い、毎年シーズン開幕前に壮行会を開催している。
この日は、ノイインテレッセを展開するモルフォの小澤廣幸社長があいさつ。スーパーGT第6戦鈴鹿で2位表彰台を獲得した織戸学、そしてブランパンGTシリーズ・アジアの富士戦で日本チーム初優勝を飾った横溝直輝を紹介し、「ノイインテレッセはモータースポーツとファッション、カルチャーを融合したエンターテインメント・コミュニティブランドです。サポートドライバーの皆さんも今年も社会貢献を含め、大いに活躍をしていただいて、表彰台に登ってもらい、ノイインテレッセの知名度を上げて欲しいです」とエールを送った。
それに続き、ノイインテレッセがサポートする篠塚建次郎、松田秀士、織戸学、坂本祐也、横溝直輝、山口辰也という6人のドライバー、ライダーが登場し、2018年に向けた意気込みを語った。
「今年はモンテカルロ・ヒストリックに参戦してきましたが、今年もまだまだ現役でいろんなラリーに参戦したい」というのは、今年70歳となる篠塚。また、松田も「今年は今のところまだレースに出る予定はないのですが、まだ現役でやっていきたい。その他にも、昨年から展開しているスローエイジング・ドライビングレッスンというものを今年もやっていきたい」とベテランふたりはまだまだ現役としての意気込みを語っている。
一方、今季スーパーGTのシートを失うことになってしまった織戸だが、「今年50歳になり、残念ながらGTのシートがなくなってしまいましたが、22年間GTで走り続け、逆に良いタイミングで次のステップにいけると思っています。今後は僕だからできる世界観を作っていきたい」と笑顔で語った。
そして、長年ノイインテレッセからサポートを受けている坂本は、今季ひさびさにスーパーGTで2レースのシートを得ることになったと明かした。3月9日に発表されるとのことで、「こちらもがんばりたいと思いますが、今年で40歳になるので、若手育成やインストラクターとしても頑張りたい」と語っている。
また、今季はCarGuy RacingからホンダNSX GT3でGT300クラスに参戦する横溝直輝は、GT300の活動とともに、鈴鹿10時間参戦を表明。「海外での活動も積極的に進めたいと思っていますし、どのレースでもチャンピオンを目指したい。また、アジアにノイインテレッセのバッグを持っていくと注目されるので、そちらもアピールできれば」と語った。
全日本ロードのJSB1000にTOHO Racingから参戦していた山口辰也は、フル参戦ではないものの、Team SuP Dream Hondaに移籍することを明かした。「鈴鹿8耐を目標にいちばん良い成績が残せるよう、スプリントレースでパーツを開発していきたい。新たな挑戦になりますが、今までの経験をもとに頑張っていきたいと思います」と語っている。
この日はモータースポーツ関係者というよりも、ノイインテレッセで繋がる百貨店や服飾関係の出席者が多く、ドライバーたちも生演奏等を楽しみながら、別の業界と交流を図っていた。