メルセデスF1チームは第2回目のバルセロナテスト初日にバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンの両者が走行し、1日を通してそれぞれ2位と4位につけた。
第1回目のバルセロナテストは悪天候に見舞われたため、チームは限られた時間しかドライタイヤで走行することができなかったが、第2回目のテスト初日はふたりが合わせて177周を走りきった。
午前中に86周を走行し、ソフトタイヤで1分20秒596のタイムを叩き出したボッタスは、1日を以下のように振り返った。
「今日のコンディションは先週よりもずいぶんと良く、本当に嬉しく思っている」
「今日は価値あるデータを多く得ることができた。午前中は中距離から長距離の走行に焦点を当て、マシンの様々な異なるセッティングを試していたんだ」
「まずはタイヤをしっかりと機能させることからスタートし、いくつかの解決すべき問題にも遭遇した。つまり僕らは、先週よりも少しタイヤに関する課題を抱えている。ただ少なくとも今は、熱を入れることができる」
「新たなマシンについても、異なるセッティングにどんな反応があるかなど、より色々なことを発見してきている。僕らは80周以上を走行していて、これはレースの距離よりも長い。本当によく走行距離を積み重ねることができた」
「マシンは非常に信頼性が高く、再びドライビングができて楽しめたよ。明日も継続していくことを楽しみにしている」
午後に91周を走行を担当したハミルトンのベストタイムは、ソフトタイヤでの1分20秒808だった。
「良い1日だったよ。必要なことはすべてこなすことができ、マシンに走行距離を追加することができた。生産的だったよ」とハミルトンは説明し、以下のように続けた。
「今日の最大の課題は、新たな路面でタイヤをきちんと機能させられるかどうかだっだ。ミディアムタイヤは難しく、ソフトタイヤの方が熱を入れやすい状態だったがデグラデーションに悩まされた。それでも僕らは常に学んでいる」
「まだ多くは語れない段階ではあるけれど、2回目のテストとしては全体的に良いスタートが切れたよ。微調整やセッティングの面では、まだ多くの作業はしていない。今は主にデータを収集しているところだからね」
「この後の数日間で、ロングランや予選スタイルでの短い走行をしていけば、マシンのポジションがどのあたりになるかが、よりよく見えてくるだろう」