マイボイスは3月6日、疲れ・疲労に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は今年2月に実施し、1万840人から回答を得た。
普段の生活で慢性的な疲労を「感じている」(27.5%)と「やや感じている」(38.6%)と回答した人の合計が66.1%。男女別に見ると女性の比率が高く、10~40代では8割弱と特に高い。
「疲れを感じない」は1割 3割は「全身疲れている」と回答
普段の生活で、身体的な疲労、精神的な疲労、どちらを多く感じているかについては「どちらも同じくらい」(35.4%)が最も多かった。次いで「身体的な疲労」(27.9%)、「精神的な疲労」(26.2%)と続く。「疲労・疲れを感じることはない」は10.1%に留まった。
疲労を感じる部位を聞くと、「肩」(42.1%)と「目」(42.0%)を挙げる人が多いが、「全身」が34.1%となっている。以降、「精神的に」(30.0%)、「首」(28.3%)、「腰」(25.3%)と続く。
特に女性は、10~40代では「肩」が各5割で最も高くなっている。「頭」は10~30代で、「精神的に」は10~20代での比率が高い。
どのようなときに感じるかを聞くと、上位3位は「夕方」(37.0%)、「夜」(30.8%)、「朝」(25.7%)となっている。「午前中」(10.2%)、「昼」(6.6%)は比較的疲れを感じる人が少ない傾向にあるようだ。
疲れを取りたいときは「コーヒー」「栄養ドリンク」「お茶」「ビール」
疲労の原因を聞くと、最も多いのは「運動不足」(41.4%)。以降、「加齢」(34.5%)、「目の使い過ぎ、スマホ・PC等の画面を見る時間が長い」(29.4%)、「睡眠不足」(28.6%)、「同じ姿勢でいることが多い」(24.3%)と続く。
項目別に見ると「家事」「育児、介護」などの比率は、女性30代で各2~3割と高く、男女差が大きい。また「不規則な生活」(10~20代)、「同じ姿勢でいることが多い」「目の使いすぎ、スマホ・PC等画面の画面を見る時間が長い」(女性10~20代)では若年層での割合が高い。
また精神的な疲労を感じることお方が多い層では「人間関係のストレス・悩み」「その他のストレス・悩み」の比率が高くなっている。
疲労回復のためにすることを聞くと「寝る」(66.9%)が最も多く、「身体を休める」(41.4%)、「入浴、半身浴など」(23.8%)、「ぼーっとする」(20.8%)と続く。具体的には、
「酒を飲んで好きな音楽を聴いたりアニメを見て、早く寝る」(21歳男性)
「コーヒーを飲んで自分の好きなことをする。1人にさせてもらう」(30歳女性)
など好きなことをしたり身体を休めたりするという人が多かったが、中には「疲れの蓄積が尋常ではないので近いうち病院を訪ねてみようと考えている」(55歳男性)という人もいた。
ちなみに疲れを取りたいときに飲むものを聞くと、上位2位は「コーヒー、コーヒー系飲料」(30.3%)、「栄養ドリンク」(19.7%)。しかし3位は「日本茶、中国茶、ブレンド茶など」(16.6%)といったほっこりする飲み物で、4位には「ビール、発泡酒、新ジャンルビール」(12.5%)がランクインした。