3月5日、KTMが2019年シーズンのMotoGPよりテック3と新たなパートナーシップを締結したことを発表。テック3は2019年シーズンより、KTMマシンでMotoGPに参戦することになる。
オーストリアを拠点に持つマニュファクチャラーであるKTMは、MotoGPクラスに2017年からフル参戦。KTMのMotoGPマシンRC16と、ライダーにポル・エスパルガロ、ブラドリー・スミスを起用して世界選手権の最高峰クラスを果たしたほか、同年よりMoto2にも参戦して活動範囲を全クラスに広げている。
KTMマシンの供給を受けるテック3は南フランスに拠点を置くチーム。世界選手権への参戦歴は長く、1985年より250ccクラスに参戦し、近年ではヤマハのサテライトチーム、モンスター・ヤマハ・テック3として活躍を収めてきた。2018年シーズンはヨハン・ザルコ、ハフィス・シャーリンのライダーラインアップで参戦することは既報のとおりだ。
しかし、テック3は先ごろ2018年2月に、長く協力関係を続けていたヤマハとのパートナーシップ終了を発表。2019年以降の動向に注目が集まっていた。
KTMとテック3のパートナーシップが実現したことにより、2019年シーズンはKTMのMotoGPマシン、RC16がグリッド上に4台並ぶことになる。