カワサキ・ZX-10R/エヴァRT初号機 Webike TRICK STAR FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦するTRICK STAR Racing(トリックスター・レーシング)は3月5日、2017/18シーズンEWCの参戦体制について公式ホームページで発表を行った。2017/18シーズンEWCのヨーロッパラウンドは参戦を断念。EWC最終戦となる鈴鹿8時間耐久ロードレースには参戦に向けて準備を進めているという。
トリックスター・レーシングは2016/17シーズンEWCに『エヴァRT Webike TRICKSTAR』としてフル参戦。第1戦ボルドール24時間耐久では3位表彰台を獲得し、ランキング10位でシーズンを終えた。2017/18シーズンは、2017年9月に初戦を迎えた第1戦ボルドール24時間耐久への参戦を断念。2018年4月に開催される第2戦ル・マン24時間耐久へ向け準備を進めるとしていた。
しかし今回、体制が不充分であることを理由に2017/18シーズンEWCのヨーロッパラウンドには参戦しないことを発表。EWCは第1戦から第4戦までヨーロッパで開催されるため、今シーズンは最終戦鈴鹿8耐への参戦を目標に体制を整えていくことになるという。
トリックスター・レーシングの鶴田竜二代表は2017/18シーズンEWCのヨーロッパラウンド参戦断念について、公式ホームページ内で次のようにコメントを発表している。
「現時点では勝つ体制を作るための準備が不充分だと判断し、ヨーロッパラウンドは参戦しないことを決めました」
「今は、2017/18EWCシリーズの最終戦にあたる鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて万全の体制で臨めるように準備を進めています。そして、来季に向けて再度フル参戦し、世界タイトルを獲得できるように活動をしてまいります」