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イ・ビョンホン×キム・ユンソクW主演『天命の城』6月22日公開 音楽担当・坂本龍一コメントも

2018年03月05日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 イ・ビョンホンとキム・ユンソクWが主演を務める映画『南漢山城(原題)』が、『天命の城』の邦題で6月22日に公開されることが決定した。


参考:韓国の“兄貴映画”に新たな金字塔! 『コンフィデンシャル 共助』が映像化した“愛され兄貴”の概念


 本作は、『トガニ 幼き瞳の告発』『怪しい彼女』のファン・ドンヒョク監督初の時代劇。舞台は1636年、丙子の役。朝鮮国王・仁祖は江華島に逃げようとするが、既に攻めてきていた清の大群によって完全に包囲されてしまう。僅かな兵力と食料しかない孤立無援の状況下で、一国の存亡をかけて激しく対立する男たちの47日間の闘いを描く。


 王と民が生き延びることを第一に考え、清との和平交渉を主張する吏曹大臣チェ・ミョンギルを、『王になった男』『エターナル』のイ・ビョンホン、大儀と名誉を重んじ、最後まで戦うことを主張する礼曹大臣キム・サンホンを、『チェイサー』『哀しき獣』のキム・ユンソクが演じる。そのほか、2人の大臣の対立の中で決断を迫られる朝鮮国王・仁祖役で『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』のパク・ヘイル、山城の鍛冶屋役で『マルティニークからの祈り』のコ・スらがキャストに名を連ねた。


 映画音楽を手掛けたのは、第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の審査員を務め、アカデミー賞3冠『レヴェナント:蘇えりし者』や李相日監督作『怒り』の映画音楽も手掛けた坂本龍一。韓国映画初参加の坂本は「長く韓国映画の音楽をやれたらと思っていました。アジアの映画にはみな興味がありますが、特に韓国の映画は力強いと感じます。『天命の城』はイ・ビョンホンさんが出ていますので、すぐにOKの返事をしました。ファン監督はぼくの想像よりもモダンな音楽を求めていましたので、ぼくもすぐに方針を変えて、かなり斬新な方向に音楽をもっていきました。監督はかなり自由にやらせてくれたので、とてもやりやすかったです」とコメントした。(リアルサウンド編集部)