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就活生は要注意!「週休2日制」の正しい意味 「完全週休2日制=土日休み」も誤解

2018年03月05日 17:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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就活解禁に伴い、就活生は企業へのエントリーやES作成に忙しい。こうした中、「この違いに就活生は早く気付くべきだ。週休2日と完全週休2日」というツイートが話題になっている。週休2日と完全週休2日制の違いを説明した、エン転職の画像を載せているものだが、3月5日の午後時点で、5万件以上のリツイート、7万件以上のいいねがついている。

週休2日制は、1週間に2日の休みがある週が月に1回以上ある状態を指す。例えば、ある月の初週は2日間の休日があり、それ以外の週では休日は1日だけといったものだ。これに対して完全週休2日制は、毎週2日間必ず休みがある状態を言う。言葉は似ていても、その中身は大きく違う。

「週休2日制の会社に入ったのに休みは日曜だけしかないんだが」


リツイートといいねの多さは、制度の違いを知らない人が多いことも物語っている。ネットでは、「長いこと社会人やってるけど、週休2日と完全週休2日の違いを知らなかった」「同じだと思ってた」という声が出ていた。

実際に制度を混同したまま就職してしまう人も少なからずいるようだ。2ちゃんねるでは、今年1月、「週休2日制の会社に入ったのに休みは日曜だけしかないんだが」というスレッドが立ち、スレ主は「正確には月に1度だけ平日に指定して休みとれるけどこれでも月5日~6日しか休みがない」と憤慨していた。昨年11月にも似たようなスレッドが立っていて、そこでも

「どゆこと? 土日休みが完全週休二日 曜日不定で週2日休みが週休二日なんじゃないの? 週1日しか休みなかったらだめだろ」

というコメントがあった。

「完全週休2日制(土・日)」と書いてあっても、祝日休みと思い込んではいけない

エン転職のサイトを見ると、完全週休2日制で誤解しやすい他の点についても説明されている。

例えば、完全週休2日制は必ず土日が連続して休めるわけではない。週に2日間休みがあれば良いため、日曜日と月~金曜日のいずれかが休みになる場合も、「完全週休2日制」と表記できる。「完全週休2日制(土曜・日曜)」のように明記されていれば、土日が連続して休みになるという。

また、「完全週休2日制(土・日)」と書いてある場合にも注意が必要だ。この場合休みになるのは土日だけ、祝日は対象外になる。サイトでも

「土・日・祝日のお休みを希望する場合は、『完全週休2日制(土・日)、祝日』のように記載されているかどうかを確認しましょう」

と、注意を呼びかけていた。

多くの就活生はこれまでの学校生活で、平日5日間が通学で土日2日間が休み、というパターンで育ってきたはずだ。企業の休日パターンもこれと同じだと思ってエントリーすると後悔することになる。休暇制度の箇所は忘れずチェックしておきたい。