スクーデリア・トロロッソのテクニカルディレクター、ジェームズ・キーは、2019年に姉妹チームのレッドブル・レーシングも同じホンダのパワーユニットユーザーになる場合、それはチームにとってプラスの効果をもたらし、決して不利にはならないと語った。
トロロッソは2018年からホンダのパワーユニットを搭載、今年に関してはホンダと独占的な契約を結んだワークスチームとして活動している。
レッドブルは長年のパートナーであるルノーとの契約を2018年末で終了する可能性があり、その場合はホンダにスイッチすることになるかもしれない。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、第1回プレシーズンテストの際に、2019年以降のパワーユニットについてのプランは現時点では白紙であるとして、ホンダのパフォーマンスを注視し、その上で決断を下すと述べた。ルノーはレッドブルに対して5月には来年のプランを定めるよう求めている。
もしレッドブルがホンダのパワーユニットを使用することになれば、トロロッソは現在のようなワークスチームとしての待遇を失う可能性が懸念される。しかしテクニカルディレクターのキーは、レッドブルが加わったとしても、トロロッソにマイナスになることは一切ないと断言した。
「最終的に決断を下すのはレッドブル・レーシングだ。だが我々としては、エンジンサプライヤーを共有できるなら、それはとてもいいことだと思う」とキーが語ったとCrash.netが伝えた。
「いくつかのエリアにおいてより緊密に働く機会になる。それはどちらのチームにとってもいいことだ。そういう意味で、何も問題はないと考えている」
「レッドブルが(ホンダと)契約するにしても、我々はそれとは別に契約を結んでいる。ふたつ合わせてひとつの契約というわけではない。STRは3年にわたるワークス契約を結んでいるのだ」
「レッドブルが同じパワーユニットを使用する場合、我々の契約とは別に、彼らの契約が加わるというだけの話だ」