2018年シーズン、ピレリの2019年タイヤ開発プログラムにはF1の全10チームが参加する。スケジュールでは9会場で10回のセッションが予定されている。
チームは中国、スペイン、イギリス、日本、メキシコでのレース後にF1の独占タイヤサプライヤーである、ピレリのテストを行う。またウエットタイヤ専用の追加セッションは、フィオラノとポール・リカールでフェラーリ、メルセデス、マクラーレンが行う予定だ。
ブラジルは、昨年11月にインテルラゴスでザウバーとマクラーレンのスタッフが強盗未遂の被害にあうという安全上の問題が起きており、当然のことながらテスト会場のリストからは除外されている。
「各チームとともにスケジュールを決定した」と、ピレリのレーシングマネージャーであるマリオ・イゾラは述べた。
「全チームにドライタイヤでのセッションを、1回ずつ割り当てることができてよかった。我々はすべてのチームにテストを申し入れ、全チームが前向きな回答をしてくれた」
「ウエットタイヤに関してはセッション数が少なくなる。3つのチームがウエットタイヤテストに対応可能だったので、この3チームにテストを割り当てた」
なお、各チームはテストの際、2018年型マシンに開発パーツを装着して走行することは許されていない。一方ピレリはタイヤ選択に関する詳細や仕様を、一切明らかにしていない。
4月17~18日 上海*(スリック): フォース・インディア
4月19~20日 フィオラノ(ウエット): フェラーリ
5月15~16日 バルセロナ(スリック): マクラーレン、ハース
5月30~31日 ポール・リカール(ウエット): メルセデス
6月14~15日 バレルンガ(スリック): トロロッソ
7月10~11日 シルバーストン(スリック): レッドブル、ウイリアムズ
9月5~6日 ポール・リカール(ウエット): マクラーレン
9月20~21日 ポール・リカール(スリック): メルセデス、フェラーリ
10月9~10日 鈴鹿(スリック): ルノー
10月30日 メキシコシティ(スリック): ザウバー
*承認待ち