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アカデミー賞授賞式プレゼンターにあの“珍コンビ”再び リベンジなるか?

2018年03月03日 16:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ウォーレン・ベイティ&フェイ・ダナウェイ、今年は大丈夫?
米時間3月4日、ロサンゼルスのドルビーシアターで開催される第90回アカデミー賞授賞式。昨年は作品賞を読み間違えるというハプニングに見舞われたが、なんと今年も同じコンビがプレゼンターとして壇上に戻ってくるという。芸能情報サイト『TMZ』が伝えた。

昨年のアカデミー賞授賞式、そのハイライトとも言える「作品賞」発表の瞬間。緊張感が最高潮に達するなか、プレゼンターのフェイ・ダナウェイが「受賞作」として誤った作品名を告げてしまうというハプニングが発生した。

この騒動の後、『NBC Nightly News』に出演したフェイは当時の様子をこのように語っていた。

「最初に封筒を開いたとき、ウォーレン・ベイティの様子がおかしいことに気づきました。カードを取り出しても、彼は無言でためらっていて。私や舞台袖、そして周りをキョロキョロと見回していたのです。」

場を盛り上げるために“ドラマチックな演出”をしようと、ウォーレンがあえておかしな間を取っているのだと勘違いしたフェイ。そんなウォーレンを「手に負えない人ね」と呆れ気味に思ったフェイは、そのままカードに書かれた文字を読み上げてしまったのだという。

当初はプレゼンターを務めたフェイとウォーレンの“カードの読み間違い”のように思われたが、その原因は投票結果を管理する会計事務所「プライスウォーターハウスクーパーズ」担当者のミスによるものであったことが判明している。「作品賞」が書かれた封筒ではなく「主演女優賞」の名前が書かれた封筒がウォーレンに手渡されてしまったのだ。フェイは『ラ・ラ・ランド』を作品賞として発表してしまったが、真の受賞作品は『ムーンライト』であった。

フェイは「(作品賞の発表なのに)カードに書かれたエマ・ストーンの名前になぜ気づかなかったのか」と自身を責め、「あの状況ではもっと気の利いた行動に出られたはず」と後悔の念を語っていた。

ちなみにウォーレンに誤った封筒を渡すという“世紀の大ハプニング”をした当事者は、舞台裏でリアルタイムのツイートに夢中だったという。それが原因で肝心の業務がおろそかになってしまったようだ。この失敗を教訓にし、今年は封筒を渡す係の者のスマートフォンの使用やSNSへの投稿行為などは禁じられることになった。また当日は放送管理室に「プライスウォーターハウスクーパーズ」の他に第三者を介入し、授賞式の円滑な進行に務める予定とのことだ。

自身の招いたミスではなかったとはいえ、世界中に醜態をさらしてしまったフェイとウォーレン。2人は今月1日の夜に、授賞式リハーサルに参加しているところが目撃されている。今回の授賞式でも昨年同様「作品賞」のプレゼンターを務めるという2人だが、世間の注目は受賞結果そのものよりも、「2人が無事に正しい作品名を発表できるかどうか」の方に集まっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)