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『第41回日本アカデミー賞』最優秀賞決定 『三度目の殺人』が最多6冠

2018年03月02日 23:51  CINRA.NET

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©2017『三度目の殺人』製作委員会、©2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ、©森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会、©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
『第41回日本アカデミー賞』最優秀賞の受賞結果が発表された。

本日3月2日に東京都内で授賞式が行なわれた『第41回日本アカデミー賞』。最多となる6部門で最優秀賞に輝いたのは是枝裕和監督の『三度目の殺人』。

作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、編集賞(是枝裕和)、助演男優賞(役所広司)、助演女優賞(広瀬すず)を制した。

■最優秀アニメーション作品は『夜は短し歩けよ乙女』
最優秀アニメーション作品賞に選ばれたのは森見登美彦原作、湯浅政明監督の『夜は短し歩けよ乙女』。同作では主演声優を星野源が務め、主題歌をASIAN KUNG-FU GENERATIONが手掛けた。

■最優秀主演男優賞は菅田将暉、最優秀主演女優賞は蒼井優
また最優秀主演男優賞は『あゝ、荒野 前篇』の菅田将暉、最優秀主演女優賞は『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優が受賞。最優秀音楽賞には『アウトレイジ 最終章』の鈴木慶一、最優秀外国作品賞にはデイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』が選出された。

また『三度目の殺人』と同じく10部門で優秀賞を受賞していた原田眞人監督の『関ヶ原』は、最優秀撮影賞(柴主高秀)、最優秀照明賞(宮西孝明)、最優秀録音賞(矢野正人)を受賞した。

■是枝裕和監督の『三度目の殺人』
昨年9月に公開された『三度目の殺人』。真実よりも勝利にこだわる弁護士・重盛と、元勤務先の社長を殺害した容疑で死刑が確実とされている三隅の姿を描く法廷サスペンスで、重盛役を福山雅治、三隅役を役所広司、被害者の娘・咲江役を広瀬すずが演じた。

昨年には『第74回ヴェネチア国際映画祭』のコンペティション部門にも正式出品されていた。

なお是枝裕和監督の次回作は今年6月公開予定の『万引き家族』。「万引き」で生計を立てる一家を描いた作品で、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴らが共演する。

『第41回日本アカデミー賞』優秀賞の受賞結果は以下の通り。

優秀作品賞

『君の膵臓をたべたい』(監督:月川翔)
『三度目の殺人』(監督:是枝裕和)
『関ヶ原』(監督:原田眞人)
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(監督:廣木隆一)
『花戦さ』(監督:篠原哲雄)

優秀アニメーション作品賞
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(監督:新房昭之)
『ひるね姫~知らないワタシの物語~』(監督:神山健治)
『メアリと魔女の花』(監督:米林宏昌)
『名探偵コナン から紅の恋歌』(監督:静野孔文)
『夜は短し歩けよ乙女』(監督:湯浅政明)

優秀監督賞
黒沢清(『散歩する侵略者』)
是枝裕和(『三度目の殺人』)
篠原哲雄(『花戦さ』)
原田眞人(『関ヶ原』)
廣木隆一(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)

優秀脚本賞
是枝裕和(『三度目の殺人』)
斉藤ひろし(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
森下佳子(『花戦さ』)
山田洋次、平松恵美子(『家族はつらいよ2』)
吉田智子(『君の膵臓をたべたい』)

優秀主演男優賞
大泉洋(『探偵はBARにいる3』)
岡田准一(『関ヶ原』)
佐藤健(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)
菅田将暉(『あゝ、荒野 前篇』)
藤原竜也(『22年目の告白 -私が殺人犯です-』)

優秀主演女優賞
蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)
新垣結衣(『ミックス。』)
土屋太鳳(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)
長澤まさみ(『散歩する侵略者』)
吉高由里子(『ユリゴコロ』)

優秀助演男優賞
西田敏行(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
西村雅彦(『家族はつらいよ2』)
松田龍平(『探偵はBARにいる3』)
村上虹郎(『武曲 MUKOKU』)
役所広司(『三度目の殺人』)
役所広司(『関ヶ原』)

優秀助演女優賞
尾野真千子(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
北川景子(『探偵はBARにいる3』)
夏川結衣(『家族はつらいよ2』)
広瀬すず(『三度目の殺人』)
薬師丸ひろ子(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)

新人俳優賞
中条あやみ(『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』)
浜辺美波(『君の膵臓をたべたい』)
北村匠海(『君の膵臓をたべたい』)
竹内涼真(『帝一の國』)

優秀外国作品賞
『ダンケルク』(監督:クリストファー・ノーラン)
『ドリーム』(監督:セオドア・メルフィ)
『美女と野獣』(監督:ビル・コンドン)
『女神の見えざる手』(監督:ジョン・マッデン)
『ラ・ラ・ランド』(監督:デイミアン・チャゼル)