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BMW、2018年型『M4 DTM』を初公開。ウィットマンのマシンが“Mカラー”に

2018年03月02日 20:12  AUTOSPORT web

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初公開された2018年型BMW M4 DTM
BMWは3月2日、今季のDTMドイツ・ツーリングカー選手権に投入する2018年型BMW M4 DTMを公開するとともに、マルコ・ウィットマンが駆る11号車BMWのカラーリングを初披露した。
 
 スーパーGT500クラスとの統一規則『クラス1規定』の実現に向けて調整を進めているとされるDTMは昨シーズン、GT500クラスと同様にリヤディフューザーのサイズを縮小させるなど、マシンが生み出すダウンフォースを低減させるテクニカルレギュレーションを採用したが、2018年シーズンもこれまで以上に多くのバトルシーンを作り出すべくエアロダイナミクスをさらに制限する車両規則を施行した。

 BMWではこの車両レギュレーションの発表に合わせてM4 DTMの新規定準拠モデルと17年型を比較したイメージを公開していたが、今回初披露されたマシンは先行公開されたものと特徴が合致。
 
 左右のカナードのサイズが小ぶりになるとともに1枚ずつの配置となっている点や、エンドプレートとカナードの廃されたラテラルダクト、リヤのタイヤハウス後方開口部が塞がれたリヤフェンダーなどがこれにあたる
 
 新型マシンの全貌とともに初披露された新しいMカラーは“王者のためのデザイン”とされ、ライトブルー、ダークブルー、レッドの3色がそれぞれモダンな形状からバーを形成し、力強さとスピード感を演出しているという。
 
 そんな伝統とモダンデザインが融合した新デザインは、昨シーズン、レッドブルカラーのマシンでシリーズを戦った2014、2016年シリーズチャンピオン、ウィットマンの11号車BMWに施されることとなった。
 
 3月2~3日にバレルンガで新車のテストを実施する予定のウィットマンは「初めて新しいクルマデザインを見たとき、僕は衝撃を受けた」と新しいカラーリングの印象を語った。
 
「1980年代から90年代にかけて、モータースポーツで成功を収めたBMWの象徴的なものであるMカラーを使った、まったく新しいデザインが施されたクルマを与えられたこと。同時にBMW Mモータースポーツを代表することを光栄に思う」

「今シーズン、僕はBMWがこれまでに残してきたモータースポーツの歴史に加わるために全力を尽くすつもりだ」

 2018年のDTMは3月と4月に行われる2回のホッケンハイム合同テストを経て、5月4日に同地で開幕戦が開催される。