2018年のWRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、3月9~11日に行われる第3戦メキシコに向けた事前テストを実施。その模様を公式YouTubeチャンネルで公開した。
シリーズ第3戦の舞台となるメキシコ戦は、第2戦スウェーデンとは一転して灼熱のメキシコが舞台。また、今シーズン初のグラベル(未舗装路)イベントでもある。
WRC復帰初年度だった2017年、トヨタはその暑さと高地に設定されるステージ構成に苦しめられ、思うように結果を残せず。2018年はそのリベンジに挑む。
そんなラリー・メキシコに向けてヤリ-マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピ、オット・タナクの3名が参加した事前テストの模様が公開されている。
動画のなかでラトバラは「去年、ラリー・メキシコで集めたデータをもとに、トヨタはエンジン温度を下げながらパワーを出す方法を見つけた」と述べている。
「ノッキングも減ったように感じるよ。欲しいタイミングでしっかりパワーが出るようになっている」
「去年は競争力を発揮できなかったけど、チームは懸命に作業をしてくれた。今年はしっかりとした戦闘力があると思うよ」
WRC第3戦メキシコは3月9日の夜、グアナファトの市街地ステージで開幕する。また、ライバルチームのシトロエンからはWRC9年連続チャンピオンのセバスチャン・ローブも参戦を予定している。