今シーズンいっぱいで契約更改の時期を迎え、去就に注目があつまるバレンティーノ・ロッシだが、カタールオフィシャルテスト1日目を終えて、報道陣の質問に答え、2019年から2年間、契約を更新する可能性を示唆した。
グランプリ参戦23年目、最高峰クラスで19年目のシーズンを迎えるロッシは、2016年にモビスター・ヤマハ・MotoGPから2017年と2018年も参戦することを発表した。その契約が今シーズン限りとなるため、ロッシにとって引退か継続かを決断する重要な1年となっている。
3月1日に行われたカタールでのMotoGPオフィシャルテスト後、報道陣の質問でロッシはモビスター・ヤマハ・MotoGPと2019年から2年間、契約を更新する可能性を示唆するコメントを残した。
また、サテライトチームのモンスター・ヤマハ・テック3の母体、テック3が2018年でヤマハとパートナーシップを終了する発表をうけ、ロッシが主宰するVR46チームが最高峰クラスに参戦する可能性についても言及した。
「状況はハッキリしている。その前に、テック3がヤマハから離れることを決断するとは思ってもいなかった。ボクたちはMotoGPクラスに参戦するチームのことを考え、それは素晴らしい機会になるかもしれないけど、2年後にヤマハと共にMotoGPクラスのチームを所有することはないだろう。ボクはあと2年走り続けるかもしれない。ボクが引退したときに、その可能性があると思えるけど、それは2019年でも2020年でもない」とロッシは語った。