3月1日、4日間にわたる第1回F1プレシーズンテストが終了した。トロロッソ・ホンダは最終日も好調に周回を重ね、ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏は今週のテストには満足していると語った。
最終日、朝はウエットコンディションだったが、昼過ぎからはドライタイヤでの走行が可能になった。それまでの3日間よりも気温が上がり、有効なテスト作業が行える状況になるなか、この日を担当したピエール・ガスリーは147周を走りこみ、スーパーソフトで出した1分22秒134で15人中10位となった。ドライバー別周回数ではこの日最多を記録している。
「昨夜の雨の影響で、テスト4日目の朝、路面はウエットでしたが、時間がたつにつれて路面が乾き、正午ごろにはスリックタイヤに履き替えることができました。気温も上がり、ようやくテストに適したコンディションで走ることができてよかったです」と田辺氏は一日を振り返った。
「今日一日のなかで、ピエールは147周を走行し、とても有意義なセッションとなりました。ドライコンディションとなり、PUの最適なセッティングを探す作業を始めることができましたし、ファンクションチェックの作業にも引き続き取り組みました。今日は長めのランも何度か行い、レース用の貴重なデータを集めることができました」
「第1回テストの状況には比較的満足しています。トラブルなく、予定していたプログラムのほとんどを完了することができました。レッドブル・トロロッソ・ホンダとしての大事な初テストで、ポジティブな第一歩を踏み出したと感じています」
「冬季テストは残り4日です。最後のテストが始まるまで数日しかありませんが、できるだけしっかり準備を整えるため、データをさらに詳しく分析していきます」