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ハミルトンがミディアムで4日間総合のトップ。マクラーレン順調、レッドブルにトラブル/F1テスト デイ4

2018年03月02日 07:11  AUTOSPORT web

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2018年第1回F1バルセロナテスト4日目:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2018年第1回F1プレシーズンテストが4日目最終日を迎えた。カタルニア・サーキットがウエットからドライへとコンディションが変化するなか、10チーム15人のドライバーが走行した。

 前日は雪と雨の悪天候となり、ほとんどのチームが走行を行わなかったが、3月1日は昼ごろから路面が乾き、気温も上昇、各チームが遅れを取り戻すために積極的に走りこんだ。

 テスト初日に25周を走ったのみだったメルセデスのルイス・ハミルトンがこの日の午後に登場。69周を走行し、ミディアムタイヤで出した1分19秒333のタイムで4日間総合トップとなった。午前中を担当したチームメイトのバルテリ・ボッタスは、60周を走るなかで、ミディアムタイヤでこの日の12位にあたる1分22秒789をマークしている。

 2位タイムを出したのは、マクラーレンのストフェル・バンドーンだった。朝から夕方にかけて110周を走ったバンドーンはハイパーソフトでの1分19秒854が自己ベストタイムとなった。テスト3日目にほとんど走れなかったアロンソが16時ごろからマシンを引き継ぎ、51周を走行。スーパーソフトでの1分20秒929で5位となった。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルが3位。120周を走りこんだベッテルは、ソフトで1分20秒241のタイムを記録している。

 4位はハースのケビン・マグヌッセンで、スーパーソフトで1分20秒317をマーク。5位アロンソに続く6位はルノーのカルロス・サインツJr.だった。ルノーは最初にニコ・ヒュルケンベルグを走らせ、15時過ぎにサインツが交代した。ウエットからドライに変化するなかで49周を走行したヒュルケンベルグはソフトで1分22秒507を記録して11位。サインツは60周を走り、ミディアムで1分20秒940のタイムを出した。

 ウイリアムズのランス・ストロールが7位。午前のウエットコンディションではセルゲイ・シロトキンが走行、自己ベストタイムはインターミディエイトで出した1分31秒979だった。午後にマシンを引き継いだストロールはソフトタイヤで1分21秒142を記録している。

 8位はソフトで1分21秒973をマークしたフォース・インディアのセルジオ・ペレス。9位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続いた。フェルスタッペンはウエットコンディションの午前はほとんど走行せず、午後から本格的に走り出したが、夕方スピンをしてストップし、その後、コースに復帰しなかった。ギヤボックスに問題が起きたようだとフェルスタッペンは述べている。この日、フェルスタッペンは35周しか走行せず、ソフトで出した1分22秒058が自己ベストタイムだった。


 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが10位。ガスリーはドライバー別周回数ではこの日最多の147周を走りこみ、スーパーソフトで1分22秒134を記録した。

 13位、14位にはザウバー勢が続いた。前半を担当したマーカス・エリクソンは午前中にターン2でコースオフ、赤旗を出したものの、すぐにチームはマシンの準備を整え、エリクソンをコースに復帰させた。コースが乾き、スーパーソフトに履き替えた後、エリクソンは14位となる1分23秒825をマークした。14時ごろから走行を始めたシャルル・ルクレールは、ソフトで1分22秒808を出し、13位となった。

 今週のテストは終了し、第2回テストは3月6日にスタートする。