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「まずはNISMOと同等に戦い、しっかり結果を」動き始めたNDDP RACING with B-MAX

2018年03月01日 21:52  AUTOSPORT web

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岡山国際サーキットを走るNDDP RACING with B-MAXの3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
シリーズエントリーリストも公開され、いよいよ2018年の開幕戦に向けて動き始めているスーパーGT。今季、GT500クラスにはひさびさに初めてGT500に挑戦するチームとして、NDDP RACING with B-MAXがニッサンGT-RニスモGT500で参戦する。ステアリングを握る本山哲と千代勝正から、岡山国際サーキットで行われたメーカーテストと、2月24日に横浜で行われたニッサン/ニスモのモータースポーツ活動計画発表会で2018年に向けたコメントを聞くことができた。

 スーパーフォーミュラや全日本F3ではB-MAX RACING TEAMとして活動しているNDDP RACING with B-MAXは、スーパーGTでは2017年まではGT300クラスに参戦。トップチームのひとつとして、数多くの勝利を飾ってきた。

 迎える2018年、チームはニッサン陣営の1チームとして、いよいよGT500クラスに参戦する。ドライブするのは本山と千代だが、本山は17年からF3でB-MAX RACING TEAMのエグゼクティブアドバイザーを務めているほか、千代も長年全日本F3をともに戦っているほか、12年にはGT300も同チームから戦っている。

 そんなチームは、GT500初年度となる2018年に向け、2月22~23日に岡山国際サーキットで初のテストに臨んだ。セパンではNISMOの23号車をドライブしていた本山と千代も、そこで初めてチームとともにテストに臨んでいる。

 レクサスやホンダのライバルとともに走行を開始したNDDP RACING with B-MAXの3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rだが、ベストタイムは初日、2日目とも下位のまま。それというのも、ふたりはチーム初のGT500テストということもあり、慎重にテストを進めていたのだ。

「ニスモも協力してくれているので、チームのベースはしっかりしている。知っているメンバーだからすぐに慣れています。今回はチームのメカニックやスタッフがGT500を動かすのが初めてなので、ベースも含めて慎重にやろうと。もちろんマージンもとっていました」というのは本山だ。

 また、千代も「また“3号車”に戻ってきた感覚ですね。監督も長谷見昌弘さんですし、チームも知ったメンバーなのでやりやすいです。今回はチームが慣れるためにいろいろとセット変更をしたり、トライをしたり。予定どおりに進めました」とタイムを無用に追いかけるのではなく、まずは初テストを無事にこなした。

 そんなNDDP RACING with B-MAXとして、目標はどんなところに定めているのだろうか。本山は「身近な存在である、NISMOと同等に戦うということ」とエースチームで、同じパッケージで走るNISMOをターゲットと定めている。

「その上でまわりのライバルに対してどうか……というところですね。チームとしてもモチベーションが高い。千代とも3年目なので、しっかり結果を出してシリーズチャンピオンを目指したい」

 また、千代も本山とのコンビの“集大成”の一年として、結果を求めたいという。

「3年目なので結果を残したいですね。まずは初優勝。そしてチャンピオンを目指したい。ふたりのコンビの集大成をみせたいと思います」

 マシンカラーリングも決まり、チームは開幕へ向け準備を進めている。これまで他カテゴリーでも多くの実績を残してきたNDDP RACING with B-MAXは、初のGT500でどんな戦いを展開するだろうか。